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世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

No.330:週刊国際ニュース.Vol.38


Newspaper rackJon S

 

こんにちは。先週に続いて勝手に独自の視点で語る週刊国際ニュースVol.38をお届けします!日本だと雰囲気的に国際ニュースがフォーカスされづらいのと、もう少し幅広い地域のニュースを知れたら良いよな・・と思っているのもあって、自分から国際ニュースを書いてしまおう!と思い毎週更新しております。本日はマラソン後の投稿で頭があまり働いておりませんが、気合入れます。

 

さて、先週の日曜日(2月14日)から今週の土曜日(2月20日)の間に起きたこととして気になったのは、アンカラでテロ、ジカ熱対策支援進む、ローマ法王正教会総主教が1000年ぶりの会談(とキリスト教史解説してみました)、欧米と露の不毛な非難合戦、イラン産油量据え置きに合意、日本がアッバス議長と会談、ポーランドワレサ氏にスパイ疑惑、イースター島の文明に新仮説、ロシアの中古車ベンチャーについてなどです。

 

www.tokyo-np.co.jp

トルコのアンカラ中心部で再び爆発が起きてしまいました。こうやって毎週国際ニュースをブログにシェアしていて、かれこれ1年くらいになりそうですが、ここ最近でトルコのテロは圧倒的に増えてた印象があります。原因はISPKKなどのクルド人の武装組織と対抗姿勢をオフィシャルで示していることでしょう。トルコ東部ではよくテロが起きていましたが、アンカラ複数回起きているので全国が対象となっている感じがあります。

 

記事にも書きましたが、8月から情勢は変わり始めたように思います。

・トルコ、イラク北部クルド人武装組織を空爆 :26日にトルコはイラク北部にある武装組織であるクルド労働者党PKK)の拠点を空爆しました。トルコは前回、2011年に激しい空爆を行っていたようです。実際は表面的にクルド人組織とイスラム国は対立関係にあるが、トルコはどちらかを利用するというようなことはせずに双方ともに正面から攻撃してテロ対策をしています。

No.236:週刊国際ニュース.Vol.9 - 世界の記述

 

www.sankei.com

 

ブラジル軍が動員されるなどジカ熱対策が本格化しているようです。蚊が媒介するジカ熱によって、ブラジルでは小頭症の新生児が増えているようです。(僕は初めて知った病名ですが)彼らも含めジカ熱を患った人への偏見等が増えないようにという声もインターネット上から聞こえ始めてきています。ちなみにコウモリは蚊を駆除してくれるようですが、コウモリはコウモリで狂犬病を持っていたりするので、総合的にコウモリは有効なのかは素人にはわかりませんね。

 

www.jiji.com

南米だけではなく中米でも感染者が出ているようで、それらの国に対して世界銀行は金融支援をしたとの記事です。各国の対策に莫大な費用がかかっていることが理由なようです。個人的には旅仲間から「ジカ熱のためキューバ行くのは控える・・」というような声も聞こえてきています。日本は不安を煽られやすい社会なので、個人的には冷静にいたい所です。

 

www.nikkei.com

ローマ法王ロシア正教トップが会談したようで、実に1000年ぶりとのことです。世界史でも習いますが、キリスト教は東西で分裂(破門)しています。1054年という年号はなぜか覚えていますが、それ以来なのだそうです。今回カストロ議長の仲介もあったようですが、カストロ議長の人脈にも感心します。キューバは元々ロシアとのつながりもあるからでしょうけど。

 

東西で教会が分かれた理由は4世紀のローマ帝国の東西分裂による政治的な要因が大きいです。東ローマ帝国は今のギリシャなどを中心にビザンツ帝国になり、ギリシャやロシアなどに東方教会が広まっていきました。宗教学などでは細かい違いなどはあると思いますが、一般的に正教会のことを「オーソドックス」と言い、ギリシャやロシアなどが正教会の国です。

 

クリスマスの時期も正教会では1月であり、西方教会カトリック教会やプロテスタント)と違いますが、ヨーロッパがアジアをビジネスで抜いて発展し始める16世紀頃からは、植民地化などの際にカトリック教会の影響力が強かったのもあって、僕たちもそちらの思考の方をよく知っているのでしょう。同じく16世紀頃に宗教改革が今のドイツあたりで起こり、西方教会ではカトリックプロテスタントの対立も生まれたりして、特にカトリックイエズス会は日本などに宣教に来たりと逆に啓発活動を活発化させていました。東西冷戦などの影響もあって、今も地理的にも西は西方教会、東は正教会という印象は強いですね。

 

ただ、ヨーロッパではキリスト教の敬虔な信者というものは本当に少なくなっている印象があり、なぜか逆にクリスチャンではない僕の方からキリスト教の歴史を彼らに教える側になったりもします。つまり、僕と同世代のヨーロッパ人は教会に行く習慣がない人も多く、日本の結婚式みたいに文化的なものになっていくかもしれませんね。例えば「教会っておしゃれだね~」みたいな感じで。それは教会も懸念していることだと思いますが。また、ヨーロッパではベルギーなどを見ていると異教徒(イスラム教など)の人口も増えていくと思います。歴史的にもスペイン南部などでは後ウマイヤ朝があったりイスラム時代の歴史が長かったりするので、異教徒が増えるのは歴史の繰り返しかとも思いますが、気持ち良く思わない人もいるでしょう。

 

mainichi.jp

シリア和平会談は延期しましたが、今回は欧米とロシアの非難合戦が行われているとう記事です。庶民からしたら利権の争いとしか見えませんが、日本はどちらかというと米国やEU側に立っていると思います。これは欧米が支持する反(アサド)政権派に対してロシアは空爆を行っている所、またアレッポなどでロシアの空爆によって民間人が巻き込まれている所も火種でしょう。第三国を舞台に欧米とロシアが争うというのは冷戦と同じ構図が続いており、ウクライナでも同じことをしています。

 

www.fnn-news.com

一つの前の記事に関連して、オバマ大統領はプーチン大統領と電話会談をして、反体制派への空爆停止を迫ったとのことです。お互いパフォーマンスになると思って、これもお仕事の一つという感覚で電話はしているんでしょうね・・。(リンク記事を開くといきなり動画が再生されますので音量にはご注意下さい)

 

www.asahi.com

17日にイランは、サウジアラビアベネズエラカタール、ロシアといった産油国から原油の生産量を増やさない提案をされていて、イランもその考えと一致したようです。供給超過による原油安に歯止めをかけるため、生産調整に向けて産油国は連携して動いている様子です。2014年以降から原油価格は下がっているのですね…

 

www.asahi.com

パレスチナ自治政府アッバス議長が日本に来ていたのは驚きですが、15日に安倍首相はパレスチナに対して86億円の経済支援を行うことを決めたようです。またイスラエルパレスチナの争いで、パレスチナガザ地区は特に被害を受けており復興支援も行うようです。そして、安倍首相はパレスチナ和平会議に参加意欲を示しているようです。パレスチナ国連内でも徐々に認められる流れにもなっておりますが、今回は日本で天皇陛下との面会も実現したようです。中東和平は歴史的な争いもなくヨーロッパよりも比較的イメージの良い日本が主導する方向に向かって欲しいです。

 

mainichi.jp

2・28事件は台湾の仲間も負の歴史として語っていました。台湾人の友達と話す時に、この話題は殆ど出ませんが、一度だけこの話を台湾人としたことがありました。日本が敗戦した後の中国大陸では、元々対立していた国民党と共産党の争い(国共内戦)争いがあり、台湾に逃れた国民党が台湾の住民を弾圧した事件が起こり、これが2・28事件と呼ばれています。(内省人外省人による対立)今回の記事によると巻き込まれた日本人遺族が台湾当局に損害賠償を求めていて、初の認定が行われたようです。

 

www.bbc.com

ワレサポーランドの英雄的な人物で、「連帯」と呼ばれるような民主化運動の立役者です。また、ポーランドは東西冷戦では東側の国でした。そんな彼に対して、共産党政権時代に治安当局の協力者だったのではというスパイ疑惑が再燃しているとのことです。ノーベル平和賞を取っていたのは知りませんでしたね。今の政権に影響することがあるのか日本人からはよくわかりませんが、ポーランドとしては重要な問題なのでしょう。

 

本当に関係ないことですが、黒ひげのイメージがあったので白髭になっているのは驚きました。また、僕はワレサ氏のポスターをポーランドで見たことがあり、「これワレサに似ているね」と冗談で言ったら、本当にワレサだったということがワルシャワでありました。各地にモニュメントもあったかと思います。ちなみにワレサはワレ~ンサ?のような発音のため、日本語風にワレサと言っても、ポーランド人には全然伝わりません。

 

★今週、気になったコラムをご紹介★

gigazine.net

イースター島の文明滅亡理由に新仮説が提唱されているという記事です。イースター島は私も行っており、モアイを実際に観たことがありますが、その文明崩壊のミステリアスな所が魅力でした。それは、島内部の争いで権威示すためなのか巨大なモアイ建造競争などで環境破壊が起こって滅亡し、オランダ人が来た時にはすでに文明が崩壊していて資料が限られていることが要因の一つかもしれません。そんな仮説の中、新仮説では欧州人による疫病が原因ではないかということです。南米もヨーロッパ人が来始めた時に人口が大分減っています。紆余曲折を経て現在のイースター島はチリに属しているため本土のチリ人が多く、チリ、タヒチ、ペルーにも飛ぶ、近代的で観光の島になっています。ただ、ビーチは人が全然いなくて良かったですね。Tapattiと呼ばれる、女王を決めるお祭りもあり、僕も参加しました。

jbpress.ismedia.jp

原油価格が低下していて逆境のロシアで生まれた日本進出ベンチャー企業の話ですが、カープライスという会社のスピード感など刺激を受ける記事です。歴史的には記事内にタイトーもロシア発で日本に進出したベンチャー企業だったと記載されていますが、正確にはウクライナからではなかったかな?と思いますが、こうやってすぐ動ける人達って国は本当に関係ないですね…尊敬します。

 

以上です。皆さんが気になったニュースはありましたか?次週も宜しくお願い致します。

 

※微力ながら極東、中東、ヨーロッパなどの国際関連ニュースの簡単な解説を個別にも行っております。質問や国際情勢に関して興味がある方はこちらから、基本的なことでお構いませんので、ご連絡くださいませ。また万一に情報に誤りがある場合はご連絡いただけると幸いです。記事のリンク先の有効期限切れにはご了承ください。

 

RYOJI

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