世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

No.339:サンティアゴ(チリ)にて


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こんにちは。先週に引き続き水曜日は人との出会いを含めた旅コラムを書いていこうと思います。今週はチリのサンティアゴ(サンチャゴ)についてです。水曜日って意外と時間がないものですね。。。

日系人もそれなりにいるからか、同じ環太平洋で地震が日本と同じように起きるからか、わからないが、チリという国は元々近い感じがしていた。僕はイースター島に行くために、そんなチリの首都サンティアゴに寄ることとなった。

その前に僕はアルゼンチンにいたが、あそこまで人が明るい国に行った経験がなかったので良い刺激を受け、チリもアルゼンチン程ではないが、人々が笑顔で明るく、とても良い印象を抱けた。夏というのもあるけど。

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そしてアルマス広場だったか名前を忘れてしまったが、サンティアゴ市の中心部に行き安宿がありそうな場所を見つける。記憶だと、この近くでホットドッグを売っているお店のおじさんやレストランの客引きの兄ちゃんから聞いた。親切だったなぁ。

エレベーター番がいるエレベーターに乗りチェックイン。名簿を見てみると意外と前に日本人も多く来ているようだった。宿にはパソコンがあり、当時ノートパソコンを旅用に持っていなかった僕はネットで色々と調べる。韓国語は入っていたが、日本語が入っていなかったので次の旅人のためにも入れる。

そんな時に隣で韓国人の女性がネットの使い方であたふたしていたので、教える。すでに韓国語入ってるよーと。でも、うまく教えることができず(笑)そんな形で仲良くなる。また、ギターが置いてあったので簡単にコード弾きをしているとアジア系のおばさんに話しかけられる。

彼女は日系ブラジル人で3世か4世くらいだろう。やはり日本人に興味があったものと思われる。彼女は日本語は話せないが。僕が翌日サンクリストバルの丘に行くと告げると、案内してくれると言って一緒に来てくれた。彼女も観光客なのだが、長期滞在してるためサンティアゴには詳しい。怪しさがゼロだったので信じた。

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ちなみにサンティアゴは北京ほどではないが汚染されている街として世界的にも有名らしい。しかし、この日は綺麗に見えた方かな。運が良いかも。北京行った時も快晴だったし。笑

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その後、一緒に市場へ行き、オススメのご飯をおごってくれた。そして、僕もおごり返した。ビールも飲んで、ほろ酔い気分で話していると、飛行機の時間が迫っており、おばちゃんと別れを告げ空港に向かう。

バスに入り込んでくる風が気持ちいい。しかし結構な渋滞で、「これは飛行機に乗れない可能性があるかも・・」と車内で一人手に汗握る。実は飛行機に乗り遅れた経験が一度あるためだ。でも、バスの中は笑い声が絶えず、とてもゆったりした真逆の雰囲気。

国内線だし大丈夫だろうと思っていたが、まさかのゲートに入れず…!その頃(2月)はイースター島の祭りがあって繁忙期のため、制限時間が過ぎたからキャンセル待ちの人を入れてしまったとのこと。

怒りたいものの自己責任なので、スタッフは真顔で無理です。無理です。と言うのみ。幸いフレックスのチケットだったため、カウンターでチケットを違う日に変更する。祭りシーズンだったため、早めにイースター島に行きのんびりしたかったのに、次に飛行機が出るのはまさかの二日後。


「時間がもったいないから船で行くか!」と思うもサンティアゴから4時間以上も飛行機に乗って行く距離で南太平洋のど真ん中にあるため、船でも1日以上かかるため断念。もう一度同じ宿に戻る。違う部屋でまた泊まることになった。みんなと「またね!日本で会おう!」などと別れの挨拶をして出ただけにとても恥ずかしい。

直前まで一緒にいた日系人のおばちゃんとも再会し、「あの後乗れずに帰ってきたんです」と伝えると、オンラインチェックインをすることを勧められる。今では常に行っていることだが、当時はPCを使う環境も限られていて、航空会社によってはなかったようにも思う。少し自分の不注意に凹んだ夜に。
 
今度はあの韓国人の女性と同じ部屋になったので、すでに彼女が行っていたボリビアについて聞くと「ボリビアはビザが必要だから気をつけて」と言われる。僕もボリビアに行く予定があるだけにまた焦る。また何か起こったら嫌だなと思い、翌日、市内観光ついでに日本大使館に寄って詳細を聞くこに。

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(チリの大統領府。現代にクーデターが起こったと歴史で習った記憶も。) 

日本大使館のスタッフはジャージ姿の旅人にはどこか冷たい感じがした。旅人って迷惑かけるから苦手そうだしね笑。しかし、日本人はボリビアに行く時にビザがいらないことを知る。さすが日本人!いや韓国人はビザ無しでブラジルは行けて羨ましいけどね。(日本人も結構、ブラジルと付き合いが長いし、貢献していると思うんだけど・・なぜ?)
 
同じ部屋にはオランダ人の親子も泊まりに来て、「ペルーに行ってマチュピチュに行かないのはクレイジー」というので、僕はマチュピチュは必ず寄ろうとモチベーションが上がるのであった。当時は色々と人の意見に左右されて、ぶれていたな・・。

そんな夜はノリの良いホンジュラス人がお酒をくれて、仲良くなった韓国人やトルコ人と一緒に飲む。この韓国人とは、この旅の後に韓国やスペインでも会うことになろうとは、この時は考えてもみなかった。

次は絶対に乗り遅れては行けまいと、お酒は飲みつつも早く切り上げて寝て、朝5時に起き、始発の地下鉄に乗って空港へ向かうのだった。そして、無事にイースター島へ到着することができた。アナウンスに日本語が流れて感動した。ここでも、また面白い日本人達と出会うことになった。

 

RYOJI

 

 

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