世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

No.331:ドバイ(アラブ首長国連邦)にて


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こんにちは。先週に引き続き、水曜日は人との出会いを含めた旅コラムを書いていこうと思います。今日はアラブ首長国連邦UAE)のドバイについてです。それは日本からの単純な往復旅行。ドバイへは3年半ぶりくらいで、ドバイ旅行だけのために行ったのは初めてだった。


ドバイは物価の高さからバックパッカーには向いていない場所なので、今回のように母国からの往復旅行か近くのバーレーンやイランを寄るだけの旅行の方が良い気もする。僕は昨年10月にドバイ経由でイランに行く予定がありドバイやイランの友人と連絡を取っていた。しかし、外せない予定があり行くことができず、年末にドバイだけでも行こうと衝動的に行くことに決めた。なので今回は本当に遊ぶためだけに行った。

 

よく僕はブログに歴史や文化など真面目なことを書いているが、基本的に僕は旅を楽しんでいるだけであり、またテキトーな人間で、飲んで遊べれば良いって感じでドバイへ行った。(UAEイスラム教の国なのでアルコールが飲める場所は限られ、かつ高いですが)ドバイはエミレーツ航空の躍進により、日本人は気軽に行けるようになった。東京で言うと羽田からも行けるようになった。

 

仕事が終わり羽田空港へ行き、そのままドバイへ向かった。朝にドバイへ着き、空港で友人と会い友人の家に泊まらせてもらうことに。友人はドバイを楽しんでほしいと本当に僕に気を遣ってくれたり店を予約してくれた。感謝としか言いようがない。年末のドバイは気候もよく観光シーズンなので、どこへ行くにも予約が必要なシーズンだった。

 

まず、着いてオールドドバイ(旧市街)を色々周って、ブッダバーに案内してもらった。ブッダバーとは大きな仏陀が置いてあるバーで、欧州などで人気のコンセプトだ。欧州人向けに開店したんだろうと想像する。東アジア人にとっては意味不明なコンセプトだが、それなりにブランドがある。

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友人はオリエンタル料理が好きなので、僕もここでタイ料理を食べる。値段の割にはいまいちだが、雰囲気が楽しい。日本は安くすることに努力するけど、ドバイでは高く売るための価値を生み出すことが得意なのだなぁということを実感する。味はあれなのでアジア人は誰もいないが、ここでクリスマスダンスが始まったりと、まぁカオスで楽しかった。日本で言うと参道である表参道にクリスマスツリーがある感じに似ている。

 

夜中まで友人と飲み、次の日は昼に起きて砂漠(サファリ)に向かうことになった。サファリは大体午後3時くらいに出て夕焼けを見て、夜ご飯を食べながらベリーダンスを見るのが定番みたい。5000円くらいで行けるので、ドバイにしては中々リーズナブル。

 

その前にドバイで働いている日本人の友達と再会してお茶をする。そして、僕のドバイの友人と一緒にサファリへ向かう。砂漠を車で走るのだが、ドライバーのエンターテインメント性によるが、蛇行運転して盛り上げてくれる。一緒に参加した中にフランス人の家族がいたが、その小さい女の子よりも自分達が盛り上がっていた。僕は二日酔いなので車酔いが増した。

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こんな感じでサファリの観光客が終結するスポットへ到着。ここで、バイキングでご飯を食べて、ベリーダンスを見る。迫力があった。そして、夜10時頃にドライバーが迎えに来てフランス人家族と僕の友人と共に市内へ。日本の友人とは、半年後に日本で会おう!という感じでお別れ。

 

大晦日の始まりはなぜか友人とドラゴンボールを観てしまい寝不足。しかし、いつも走っているのでジョギングは欠かせない。友人が住んでいる高層マンションにはジムもジョギングコースもあってなかなか充実していたので、走らせてもらった。そして、仮眠。日本が新年にさしかかりそうな時に、僕たちは大晦日のライブに行くために出発する。

 

大晦日のためタクシーがつかまらないと思い、Uberで予約して行く。(Uberはタクシー版のAirbnbのような形で、一般人が運転して対価をもらうサービスです。そのため、タクシー業界の脅威になっていて、パリなどでは反対運動が活発になっています。昔で言う白タクに近いですかね…)

 

ryoji-japan.hateblo.jp

 

Uberのドライバーと話すと、「マージンがあまり取れられなければ、かなり良いサービスだよねぇ」と言っていた。 ライブ後は絶対にタクシーはつかまらないと思い、口約束でドライバーの彼に3時ごろ迎えに来てくれと頼む。いいよとドライバー。電話番号を控える。

 

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(到着すると新年を祝うために盛り上がってます!こっちまで楽しくなる!)

 

僕たちはメイデン競馬場にあるマーティンギャリックスのEDMライブを観に行くことになっていた。マーティンギャリックスは日本でも有名なDJであり、まだ未成年のオランダ人。オランダはDJ輩出国ですね。マイパパ~!と言って父親も出てきた。ロックじゃありえない演出(笑)

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DJのギャラは年々に高くなっており、ドバイは支払われる額が大きいのもあってか、世界中のDJが大晦日のドバイに集まっているようだった。そんな時にドバイ中心部で大規模な火事が発生。ロシアの友達に心配される。が、僕たちは無事。EDMのライブとしては、東京でおこなれたUltra Japan以来だった。

 

カウントダウンが始まり2016年がスタートする。段々、皆ハイになってきたのか、女は「触るな!」と男に対してキレたり、男同士は乱闘している始末。ああ早く帰りたい。しかし、Uberのドライバーが来ない。電話も出ない…仕方なく1時間半程並んでTaxiで帰るハメに。

 

「これがドバイだよ・・」っと友人が愚痴をこぼす。そして僕たちは朝6時に帰るハメに。さすがに約束を破ったUberのドライバーには腹立った(笑)また、タクシー待ちの列では変な男が割り込もうとしてきて喧嘩になりかけたり、女性は寒がりながら並んでいるというパーティ後の悲惨な光景がそこにはあった。

 

翌日はアブダビに行く予定が疲れて行けず、元旦は友人と会う約束が重なっていたので、まずインドの友人と再会した。実に5年ぶりだ。元気そうで何よりだった。彼女は日本語学校をムンバイで運営している。僕もその学校に行き、学生に、当時日本人の学生が気にしていた「リア充」の概念について講演したことがあった。

 

またカザフスタン人の知人がドバイでたまたま働いているのもあって、この日に会おうかという話になっていたが、かなり優柔不断な女性で、埒が明かずあまり時間がなかった自分は会うことはできなかった。

 

そして別の日本人の友達もドバイにたまたま来ていたので、一緒にレバノン料理で食べることにした。かなり美味しいらしいが、ドバイにあるレバノン料理屋は本当に美味しかった。「ハモス」が特徴的(左の豆のペーストです)ヨルダンで食べたのを思い出す…

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そして、ドバイで一番大きいショッピングモールである「ドバイモール」から歩いて行ける世界一の高さを誇る高層ビルであるブルジュハリファに行きドバイの夜景を観た。ちなみに火事が起きたため、ドバイモールの外には出れず、このブルジュハリファの外観に関しては、その日は観れなかった。(ここも予約が必要です)

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夜景を見ると、なぜだか旅を総括したくなる。また、イランに行く時にドバイを経由して行きたいものだ。そして、また新しいドバイを知れて感慨深かった。最後の夜は盛り上がろうと日本人の友人も含めて、ポリネシアンバーやベルギービールのバーに行って飲むのであった。一体自分はどこの国にいるのだろうか・・・それが移民の町ドバイなのかもしれない。

 
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