世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

Airbnbでゲストを泊めてみました


Rhenigidale Hostel
 photo by areth

 

皆さんはAirbnbというサービスをご存知でしょうか。日本でも去年あたりから市民権を得てきている自分の家を貸す、または借りるサービスです。

 


現地の人から借りる家・アパート・部屋・バケーションレンタル・民宿予約サイト - Airbnb

 

不景気なのとスマートフォンの普及もあると思いますが、所有している物を友人だけでなくインターネット上の相手にまで貸すという流れが世界的に加速していると思います。中でもカーシェアリングはその代表で前から有名だと思います。

 

それらの市場をシェアリングエコノミーと言うそうですが、このAirbnbも同じです。私は昨年にフィンランドに行く際に、地元東京の旅人の先輩からアドバイスを受けて、この存在を知りました。

 

 北欧諸国は税金が高いのもあり宿泊施設の価格が高いです。ホステルレベルで日本のビジネスホテルと同じくらいする場合もあるので、これを利用することで一般人が貸している比較的低価格な空き部屋を探すことができることがあります。

 

借りる側のメリットとしては…

・現地の家庭を知ることで、その国の文化をより知ることができる

・お金を支払っているので、低価格である程度のサービスを享受できる(友人の家だと、ソファーで寝なければいけない状況などはあると思いますが、Airbnbは基本的に一部屋確保されています。)

・ホストの人が良ければ美味しい店や安い行き方など現地の情報を教えてくれる

 

などがあります。

 

一方デメリットとしては、

・完全の空き部屋ではない場合は、ある程度門限などの家庭のルールに縛られる

・日本人宅ではない場合、英語や現地語で交渉することが必須になる

と言った所でしょうか。

 

登録する場合はパスポートや決済用のクレジットカードの確認など個人情報の登録が事前に必要なので、SMSを使える状況で(海外の電話回線を使える時に)登録してください。

 

僕はイタリアのフィレンツェで今年の5月にAirbnbを利用したのですが、ホストとは事前にメールでは泊まる約束を交わしていたにも関わらず、自分は登録完了をしていないことを知らず、また海外用携帯を持っていなかったため肝心の登録完了用確認のSMSが受けとれませんでした。たまたまAirbnbの存在を知っていてかつ携帯電話を貸してくれたフィレンツェのカフェの店員さんに協力してもらったりと大変でした。

 

また、僕はカギを壊してしまったので弁償しました(笑)イタリアのカギは慣れるまで難しく日本ほど精密ではないですね・・。

 

一方で日本にいる時に逆に僕がホストになるという経験もしました。最初はパリ(フランス)からのゲスト。先週の3連休にはポートランド(アメリカ)からのゲストに来ていただきました。

 

やはり個室利用ということで、少しバックパッカーとは違う旅の感覚を知れて面白かったです。(例えばバックパッカー程、旅を節約し過ぎないような印象です。)

 

日本語しか対応していないサイトで格安のバスチケットを探すのは外国人にとって難しかったりするので、その購入を手助けしてあげたり、旅人が集まるバーに誘ったりと、ホテル滞在では経験できない付加価値を与えることができたらなと接しました。

 

このシェアリングエコノミー、個人間ではないですが、今では定額で毎月自分の好きな服が借りられるサービスを提供する会社などまで誕生しているそうです。

 


夢みたい!月6,800円で洋服が「着放題」サービス登場! - AppWoman

 

特に高い服やTPOに合わせた服ほど使う機会が少ないのもあって費用対効果が悪いことが多いので、こういったサービスは会社ではなく個人間でも増えていく気がします。人の服を着るのは汚い、人に貸すのは気持ち悪い・・という人を除けば、需要のあるサービスだと思います。

 

お金という指標だと不景気に考えがちな世界経済ですが、インターネットも普及していますし、実際は情報も出会いも自分の動き次第で増える…そんな可能性を感じるのでした。こうしたシェアの社会は必ずしも貧しいから起きているのではなく、健康的で必然の流れかもしれないな…と感じるのでした。

 

RYOJI

関連記事