世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

海外で自前の携帯電話を利用する方法


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(写真はラオスはバンビエンにて)

 

皆様はSIMフリーだとかSIMロックだとかというワードを聞いたことがあるでしょうか。もちろん、携帯電話やWi-Fi機器に精通している方や外国に滞在されている方は周知のことだと思いますが、以下は

 

・外国からどうやってインターネットやEメールを利用しているの?

・日本にいる家族や友人と連絡を取ると莫大な通信料がかかりそう・・


というようなことを漠然と思っている方向けの不安解消記事となります。


私が海外旅行を頻繁に始めるようになったのは、2011年の世界一周時で、当時は世界の宿でフリーWi-Fiスマートフォンが普及し始めている時期でした。そのため、Wi-Fiを利用できるiPhoneスマートフォン)を購入し旅をすることにしました。それまで僕の知識では、ホテルやインターネットカフェの中にあるPCを有料で利用するしかないものだと思っていました。

 

そこで、皆さんがお持ちの携帯電話を海外で利用する方法は、主に以下の2つの方法があります。

 

Wi-Fiのみを利用する


まず携帯の通信を制限するためには、iPhoneですと「機内モード」にし、3Gや4Gなどのモバイル通信を遮断します。(ここを遮断しないと外国から日本の回線に接続するため、高額な金額がかかります)その上で、Wi-Fiをオンにしておきます。Wi-Fiは自分の物ではないので通信費はかかりません。通信費を負担しているのは、フリーWiFiを提供しているお店等になります。

 

現在は世界の殆どの宿がWi-Fiを提供しています。街によっては観光名所のエリア内で無料で利用できたり、スターバックスなどのカフェやレストランにもあります。WiFiがあることは集客の一要素となっているからです。レストランで食事する際は、試しに「Do you have WiFi?」のようにスタッフに尋ねれば、Wi-Fiパスワードを気軽に教えてくれたりすることも多いです。食事をする際についでに利用させてもらうのも良いかもしれませんね。

 

また、バスなどの交通機関でWi-Fiを無料で利用できる場合もあるので、移動中でさえも使用できることが多々あります。このようにWi-Fiを利用できる場所は世界でどんどん広がっています。私も、砂漠や辺境にいる時など除いて、Wi-Fi利用のみでほぼ毎日仲間に近況を不自由なく報告することができました。国を問わず。


・日本で使用している携帯と同じように随時利用できる形にしたい。(スフィンクス前で「ピラミッドなう」とTwitterに書き込める感覚で。)

 

Wi-Fi利用の場合はモバイル通信をオフにする方法ですが、これはモバイル通信を行うことで常時接続をする方法となります。しかし、日本の携帯電話をそのまま利用すると莫大な金額が請求されます。それを回避するために、SIMフリーの携帯電話本体を利用し、外国でSIMカードという物だけを購入して接続するという方法となります。

 

通常、携帯電話を契約する際は通信キャリア(ソフトバンクKDDIやドコモ)へ行き、SIMカードという物を差し込んでもらっています。本来はiPhoneなどの本体とSIMカードは別の物で、SIMカードを外すと回線は利用できませんが、iPhone本体は(例えば音楽を聴いたりと)使用することができますね。

 

そこで外国を訪れる際は、空港やKIOSKで販売されている、このSIMカードを購入し導入することで、外国の通信会社の回線を利用することができ、日本と同じ感覚で利用することができるようになります。外国では駅のKIOSKなどでSIMカードは販売されており、気軽に購入することができます。しかし、日本人にとっては、この方法はお馴染みではありませんでした。

 

その理由としてキャリアと契約する際に、他のキャリアのSIMカードを導入しても利用できないようにロックされているからです。2年間契約という物にすることで、通信費によって端末を無料で提供するビジネスモデルを取っているからです。

 

(しかし、私が先日旅していた6月に、総務省SIMカードのロック解除を義務付ける方針発表していたようですね。http://sim.oshiete.goo.ne.jp/colum/20140728/ )イオンなどでも最近はSIMカードが販売されているようです。日本も変化してきました。)

 

このように2年間ロックされているSIMカードですが、キャリアに対し手数料を支払うことでSIMロックの解除をしてもらうことができます。これを行えば、お使いの端末を外国のどのキャリアでも利用できるようになります。(

 

外国の通信会社によっては、定額制であったり、インターネットを利用できる量が予め設定されているなどSIMカードの種類は様々あるかと思いますが、このように外国の購入したSIMカードを差し込むことで、日本で利用するのと同じ形で外国でも携帯電話を利用できることになります。Wi-Fi環境だけでインターネットを利用するのではなく、僕も次回の旅行の際はこの利用方法を検討しています。

 

「ピラミッドなう・・」っとエジプトの旅行を例にしてみましたが、その理由として僕はカイロでエジプト人にこの方法を教えてもらったからです(笑)日本にいるとSIMカードだとかという考え方すらなかったため、目から鱗で自分の携帯を利用して外国にいながら「ピラミッドなうってできるんだ~」ってとても当時感動したのを覚えています。

 

最後に余談ですが、エジプトの大手通信事業会社オラスコムメディア社は北朝鮮に進出しているほど積極的のようです。そして北朝鮮の携帯電話の普及に貢献しているようで、ユーザもピョンヤンを中心に200万人のユーザが存在しています。エジプトはそう言った技術や知識に関心がある人は多いのでしょうか?う~ん世界は動いています。

 

RYOJI