ウクライナのリヴィウでお好み焼き
こんばんは。昨日、原油安に伴ってつづくロシアルーブルの下落に歯止めをかけるために、ロシア中央銀行が政策金利を10%から17%に上げたニュースを聞いて、90年代のロシア通貨危機の二の舞にならないか少し心配しています。モンゴルや周辺の旧ソ連諸国また世界経済に影響を及ぼしそうです。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。(枕詞)
さてこのように、最近はお金の歴史・世界情勢・時々自己啓発的なことを書いては難しいタイトルにしてきた気がしますが、今日は旅ブログの要素を出し、ウクライナでのリヴィウの紹介とそこで日本のお好み焼きを食べた時のエピソードを書いていきます(笑)
最初にウクライナという国も僕の中でつながりが深い国の一つです。一般の日本人にとってはイメージがしづらい国だと思いますが、有名なのはボルシチやコサックダンスでお馴染みのコサックなどかと思います。
ご存知の通りウクライナはロシアに支配されていた時代があり、かつてロシア帝国がモスクワから東に領土を広げる際、コサックなどウクライナ出身の人達の多くがシベリアなどを開拓する歴史がありました。
そのため、極東ロシアと隣接する日本とも関わりが深かったりします。例えば、昭和の話ですが「巨人・大鵬・玉子焼き」で有名な国民的ヒーローの大鵬のお父さんは樺太出身のロシア系ウクライナ人です。
僕がこの国の人と知り合うきっかけになったのは、僕が2012年にギリシャへ行った時にギリシャ語がわかり、かつ東洋人男性に興味があった(こんなこと言ったら怒られるかな。笑)旅友であるウクライナ人女性と知り合ったのがきっかけでした。
彼女は日本にはあまり興味がなく韓国文化が大好きな女性でしたが、日本のマリスミゼル(Gackt氏が所属していたバンド)を知っていると言うので、何だこの国の人は!ということで興味が湧きました。また、その友人は僕の旅を常に応援してくれていたのもあって、良い国だなという印象を受けました。
(首都キエフ中央駅前の様子)
僕自身は今年9月にウクライナへ初めて旅行をしたのですが、首都キエフに行ってそのギリシャつながりの旅友達(旅友)と会い、次はウクライナ西部の都市であるリヴィウに行き、旅友と会いました。その旅友とは、2013年に日本に来る際にCouchsurfing経由で連絡をくれた、日本語を勉強している真面目で優しいウクライナ人男性でした。
Ryoji_Japan(リヴィウの街並みです)
また、僕が今年の6月にフランスを旅していた時、ニースの宿で朝ごはんを食べていた時に話しかけた相手の女性がここリヴィウ出身でした。当時は、内戦が激しかった時期だったので、それは敢えて触れず喜んでもらう意味でも、「良い国だよね、僕もこの後リヴィウに行くよ~。また会おう!」と言い、本当に9月にここで再会をすることにしました。
(僕の悪い所でもあるんですが)外国人の旅人は特に日本人よりも初対面の人を気にしない傾向があるだろうと思っていて、特に時間がない時は別々の知り合い同士、一緒に会う場を作ることがあります。そのため、このリヴィウ出身の2人の場合も一緒に会うことにさせてもらいました。そうしたら、彼らには僕以外に共通の知人がいてビックリ。こういう経験って世界を旅していると意外とあるもので旅は面白いですね。世界が小さく感じる瞬間です。
また、この日本語を学んでいる友人に街を案内してもらい、ポーランドやソ連時代の歴史について語り合いました。リヴィウはウクライナの中でも独立心が強い印象を受ける街で、ロシア語よりウクライナ語を使っている人が多い印象を受けました。
彼は大学の外国語で日本語をたまたま専攻したことから日本に興味を持ってくれたようです。そんな彼から、リヴィウに住んでいる日本人女性が企画して下さった食事会に誘ってくれたので、参加させていただきました。
それは、(日本大使館のプログラムか何かで)翌週から日本への留学を控えているというウクライナの大学生を送別する小さなパーティでした。バーの中を貸し切り、このバーのウクライナ人のマスター?の好みも加わったお好み焼きを日本人女性の方に作っていただき、ビールやお茶などと共にご馳走していただきました。お好み焼きは本当に美味しかったです!
僕はウクライナ語が話せないのもあって、皆の共通言語の日本語で話してもらったのですが、ウクライナ文化に興味がある日本人、日本に興味があるウクライナ人、とても良い関係ができているのを見て微笑ましかったです。この会に誘ってくれたウクライナの友人ありがとう。
食事後は彼に助けてもらいつつ、ここから次の目的地である隣国のポーランド行きのバスや鉄道について調べ、旅の準備を進めるのでした。
Ryoji_Japan(リヴィウの夜景)
余談ですが、なぜかウクライナのバスや鉄道はインターネットからだとクレジットカード決済ができませんでした。ウクライナの銀行を経由して登録されたカードでないとネット決済はできない仕組みを取っているのかもしれません。
なので、皆さんがウクライナに行かれる時は事前にクレジットカードが利用できるかを確認して旅をすることをおすすめします。または、駅やバス停に到着した際に、次の目的地へのチケットを先に買ってしまうのも良いと思います。
最後に僕が撮影したウクライナの写真はこちらに公開していますので、興味がある方はご覧いただけると幸いです。
キエフとはまた違い、中世の雰囲気が残される街リヴィウでした。皆さんも興味があったら是非訪れてみてください。
RYOJI