世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

日本とフランス


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こんにちは。先日、東京でパリから一時帰国しているフランス留学中の大学の後輩と飲む機会がありました。僕が欧州放浪中にパリに立ち寄ることがあり、その時に泊めさせてもらった後輩でもあるのですが。

 

彼は少し保守的なタイプなので、こんな考えもあるんだと話を聞いていて勉強になりました。彼は勉強のためにたまたまフランス留学をしていて、フランスを客観視できていて良い点・悪い点をよく教えてもらっています。

 

そんなフランスについて今日は移民問題から文化交流からパリのお店まで語っていきたいと思います。

 

後輩は歴史ある家系なので、フランスや日本の移民問題には特に敏感になっていました。日本は確かに日本人同士が結婚する国で、あまりルーツが多様な人は少なく、逆にマイノリティの人達は日本の常識が理解できず肩身の狭いを思いをしていたりもしますね。それと比べるとフランスはかなり寛容だと思います。

 

このように、現在のフランスの都市はアメリカのような人種のるつぼです。元々、国民国家という考え方はフランス革命から明確に出来上がったようなものだと僕は思っていますが、第二次世界大戦の反省からヨーロッパ連合ができ、人との交流はより高まってきた結果かなとも思います。

 

昔から色々な民族が移動していた歴史からもわかるように、欧州は陸続きの国なので、国境がしっかりあった時代からもあらゆる集団がヨーロッパ中を移動していたと思います。そういった歴史から、いよいよフランスとは何かというアイデンティティを失い始めているんじゃないかというのが後輩の考え方でした。

 

普通の人は日々の生活で忙しいので、「当のフランス人はそこまで気にしてるかな~?」と思っていましたが、実際に反動としてフランスの極右政党も盛り上がりを見せています。

 

しかも、そういう人達は日本や韓国のような多民族国家ではない国作りがお手本になっていたりするそうな。日本は鎖国があったりと気候的にも日本列島に定住する人ばかりでしたのでルーツに対する考え方は根本からヨーロッパの人と違う気はしますが・・。

 

そんなフランスの流れを見ていると、より21世紀の国家はただの制度上の仕組みとして割り切られる時代になるのかなとも思います。保守的な人には怒られそうですが、あまりルーツを気にしている余裕もないと思いますし。どんどん新しい国作りをするのがフランスらしさが出ていて、外野からは革新的だなとは思うのですが、民族的な争いだけは避けて欲しいですね・・。

 

これから日本も人口減少と労働者不足が課題になるのが必須なので、フランスの妙な動きは参考になると思います。大量に移民するほどの豊かな国で日本があり続けるられるかわかりませんが、2030年頃には今まで以上に多くの外国人が働いている気もします。

 

日本は歴史的にヨーロッパ程の移民の国でもなく、地域や国独自の慣習や常識が強く残っている国だと思います。なので、これから移民の人達が大量に来ることになったとしても、彼らだけで大きな街を形成するなどがない限り、移民の人達にとって見えない多数派からの圧力(空気)を感じる気もします。

 

そのため、後輩が危惧していたように、日本は中々フランスのような移民大国には簡単にならないと僕は思っています。日本は土着の文化が強い国だと思うので。それは日本人同士でも常識に合わせるのが大変だったりするので(笑)

 

例えば、よく日本在住の外国出身者の悩みとして「いつまで経ってもガイジン扱いされる」と言われますが、その原因は外国人が珍しいと感じる人が多いくらい日本人の多くは、国というのは単一民族という思い込みが強いのと、もともと排他的でよそよそしい文化だからかなと思っています。

 

国籍が日本人だろうが「空気」に反することをすると異端児と見られて仲間外れにされることがあるので、「それは国籍による差別じゃないと思うよ」とよくアドバイスしています。警察から見た目で職務質問されているのは少し差別的で可哀想だと思いますが・・。

 

っと彼とフランスの話をするといつもこういった政治的な話題になってしまうのですが、殆どの人にとっては自分の生活が忙しいから、そんなことはどうでも良いテーマというのが多くの人の本音でしょう(笑)

 

ということで次にキャッチーな日本とフランスの交流についてですが、とても良好だなぁと日々思います。そして、お互いに抱いている国のイメージは良いですよね。日本では(間違いが多いらしいですが)フランス語で記載された店が日本には並んでいたり、フランス料理やワインは日本人のハートをゲットしています。

 

またパリは万博以降からか、観光地として世界的にアピールに成功できたというのもあって、日本人もフランスやパリに対して長年良いイメージを持っています。お~シャンゼリゼ~と言った具合に。

 

一方でフランスも19世紀にジャポニズム(日本の文化が流行る現象)があったり、最近では日本のサブカルチャーがヨーロッパの中で一番人気がある国であると思います。Japan Expoに行ってより感じました。フランス人から日本人にはシャンゼリゼ通りやモンサンミッシェル以外にも興味を持って欲しいと思う人、日本人からもフランス人にサブカルだけでなく日本の伝統文化に興味を持って欲しい人は多い印象があります。

 

そのため一概にクールジャパンとして日本の有名なアニメを外国に売るとかではなく、フランスのように日本の文化に対して知識がある人が多い国には、まだ見えない日本に対する需要があるものなのかもしれませんね。フランスでは日本のマンガで日本の社会問題を取り上げたようなコアなものが売られていたりするのが、他のイタリアなどとの市場の違いかな…と思います。

 

今まで日本とフランスの国際交流パーティーみたいなのに誘われた時も、国際交流パーティーってフワフワしているイメージがあって行きませんでしたが、次回は試しに顔を出してみようかなと思ってみたり(笑)日本人にとって有名な国に対して改めて関心を持つというのも大事だなと思う今日この頃でした。

 

【パリの市内のお店】

Caviste - Bar à Vin - 6e Paris - Le vin en bouche

後輩が店長と知り合いであったためサービスしていただきました。ここで、ワインも作っているようで美味しいワインを安く購入でき、サラミもチーズも美味しかったです。裏通りなので、パリの騒音を気にせず外で食べることができました。

 

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パリのメトロSaint-Placide駅の近くです。是非!

 

RYOJI

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