世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

パリのJAPAN EXPO 2014にYOSHIKIさんら登場


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(パリは夜の凱旋門。正面よりアングルが良く感じました。)

 

少し古めの内容ですいません。7月頭にスペインからピレネー山脈を越えトゥールーズからパリに向かいました。僕は大学時代の後輩の家に滞在させてもらっていたのですが、その後輩がJAPAN EXPOでアルバイトとして働いていました。元々、日本文化が好きな人はどのような人がいるのかを知りたい気持ちがあったので参加してみました。

 

パリの国際空港であるド・ゴール空港近くのParc des expositions(日本で言う所の幕張メッセ)へ。1日中居る予定はなかったのもあり、チケットが20ユーロと少し旅人として高めの設定。国(経済産業省など)や日本の様々な企業が出展に行く、日本関連の事業をPRする欧州最大の日本イベントになっています。

 

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色々行列になっていて、これは「何のイベントですか?」と現地のコスプレイヤーに尋ねると、自分でも知らない名前が(笑)中学生の頃にアニメもゲームも殆ど卒業してしまったので、最近は外国人からアニメを教わっているくらいです。黒子のバスケとか進撃の巨人など。

 

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ゲームコーナー。すごい雄叫びが聞こえました(笑)

 

途中、フランス人のX JAPANファンの女性に教えてもらい、リーダーのYOSHIKIさんと写真を撮るイベントが行われるということを知り、写真を撮ることに。僕は日本の音楽を知ってもらおうと、X JAPANを紹介していたことがあって、そんなツイートをYOSHIKIさんがリプライ絡みで読んでくれていたのか?Twitterで数年前にフォローしてくれていましたので、ご挨拶できるか・・?

 

YOSHIKIさんクラスだと日本からパリまで来る日本のファンも多そうですが、このイベントはヨーロッパの女性ばかりでした。黒い格好をした女性達が僕たちの後ろに並び始め、中には奇妙なアニメのコスプレの人もいて不思議な空間でした。僕は一番前にいたのでジョークで「君がYOSHIKIさんって?」話しかけたら、スタッフがポーズを撮ってくれました(笑)

 

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YOSHIKIさんが登場する前はカメラマンがファンを煽ります。そして、彼のパリで行われたクラシックコンサートにも行っていたという大きな男性がWe are Xと叫びます。そのファンの太い声とは真逆で、本人はとても腰の低い方でした。

 

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X JAPANYOSHIKIさんはクラシックコンサートの世界ツアーを終え、僕のモスクワの親友も彼のコンサートに行っていて驚いたものです。彼はクラウドサービスのSalesforceのCEOであるマークベニオフ氏と親しい関係があり、前日のSalesforceのイベントでドイツのミュンヘンで演奏されたそうです。2人ともカリフォルニアに拠点に活動しています。

 


YOSHIKI at JAPAN EXPO 2014 press conference in Paris - YouTube

この動画を見るとYOSHIKさんは2010,2011年にこのJAPAN EXPOへPRも含めて来ているようですが、実際に日本に興味がある外国人に日本のバンドを知ったきっかけ何?と聞くと、Xや若い人はガゼットという人も多い印象を受けます。ビジュアル系も日本の文化です。

 

YOSHIKIさんはロックなのでそういう日本とか音楽のジャンルなどの枠を気にしないタイプだとは思いますが、やはり今でもXが人気な理由(Xは97年に一時解散)として、日本のサブカルチャーとインターネットの影響が大きいと言っていました。

 

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一方で日本の女性アイドルグループも。ヨーロッパは大人な女性を好む男性が多いので、このアイドルは幼すぎないかなと思うものの、一部の人には人気そうでした。

 

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 (コスプレイヤー達)

 

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(日本でも有名なセーラー服おじさん

 

その後、後輩のブースに戻ります。後輩がいるのは本の伝統文化を伝える少し"お堅い"コーナーですが、すごいコスプレをした人がこれは何ですか?とマジメな顔で聞いている姿がとてもシュールに映って面白かったです。

 

僕自身も日本文化を伝えていく一人になりたいと思っていますが、今はとても多様化した社会のためコンテンツ自体が大事であり、「日本」という括りで考えるのも少し違うのではないか?というジレンマも同時に感じていました。

 

しかし、このイベントを通して単純に日本ということでコンテンツを見に来ている人がいることも知り、日本という国自体がきっかけになっている人も多いのだと気づきました。つまり、僕は全くアニメについて全くわかりませんが、アニメ好きのフランス人からすると僕を日本人という理由だけで興味を持ってくれることがあるということです。まだ国家や国籍のパワーは強い。

 

僕は文化交流というよりも旅で世界とつながっているタイプで、話す外国人は殆どが一般人です。もちろん日本と中国の区別もつかない人も多いので、彼らに「初めて日本人と話したよ」と言ってもらえると少し日本を知ってもらえて良かったのかなと思います。

 

つまり、まだまだ層によっては、日本は全く知られていない。自分自身がコンテンツになるべくバンドを再開しようかな(笑)


RYOJI