スペインのイビ
(スペインはイビからアリカンテの方向を眺めます)
ブエノスノーチェス!ということで、今日は旅ブログに戻して「スペイン」について書いていきたいと思います。スペインは個人的には、がっつり旅行した国の中の1つです。自身二度目のスペインは南フランスからバルセロナに入り、地中海や大西洋沿いをグルッと旅しました。
そんな道中、バレンシアという街を出て、地中海沿いではなく山の方(アルコイ方面)へバスで行き、イビという町を目指しました。この町は日本人だけでなく中国の観光客も見かけないくらいの小さな町ですが、友人がいたので寄ることにしました。
バレンシアからイビまでは直行のバスが平日のみ運行しており、しかも16時からの1本しかありません。僕はバレンシアのバスターミナルへ、トラム(路面電車)を使って向かっていましたが、「やけに時間がかかるな~」と思っていたら、そのトラムは環状線で反対方向からバスターミナルへ向かってしまっていたことに途中気づくのでした(笑)
そのため、まさかのこの唯一のバスに乗り送れるというハプニングが。バスターミナルに着いて念の為確認してみると、案の定スタッフが「イビ行きはもう行っちゃったよ。」っとのこと。取りあえず、バスターミナルの近くのファストフード店でWiFiを借りて、どうイビに向かうか考察しました。
バレンシアからイビまたはアルコイまでのバスの時間は下記のバス会社サイトを参考にしてみて下さい:
バスターミナルで待ってくれている予定の友人にFacebook経由で急いでメッセージを送り、アルコイという街がバレンシアとイビの間に位置する比較的に交通要所の町であることを知ったので、この町までひとまず向かうことを連絡しました。
「そこから歩くかタクシーを拾ってイビに行こうと思う」と連絡すると、「そこから歩くと13kmもあり、山道なのでそれは無茶だ」との返信が。友人の友人が僕を見かねてアルコイまで車で向かいに来てくれることに・・・申し訳ないが本当にありがとうセバスチャン!
アルコイに着いて駅の近くのバーで待ち合わせて、夜9時頃に無事に友人と再会することができました。東京で会ったぶりの再会で、とても嬉しかったです。そして、アルコイからそのイビという町へ車で友人の友人が僕を送ってくれました。
その道中は真っ暗な山道で、ここを歩いていたら大変だったなと思うと同時に僕が日本人でなく、バンドもやっていなかったら、こんな風にイビに行くこともなかったのだろうな・・・と感慨深くなりました。
ちなみに僕のイビの友人はこちらのサイトで日本のバンドを広める活動をしています。
前述の通り、イビはバレンシアから1日に1本しかバスが出ていないほどの小さな町ですが、ドラえもんやマジンガーZの模型など日本の物をチラホラ見ました。イビに着き、友人の友人とも挨拶し一緒にご飯を食べて、ビールで乾杯をすることに。スペインのローカルフードは本当に自分の口に合うなぁ。
このイビはおもちゃを生産していることでスペインでは有名なようでした。ということで、おもちゃの博物館を見に行きました。友人達は、おもちゃを見て「懐かしい~」と言っていました。日本の昭和のレトロなおもちゃと同じ感覚でしょうか。
イビとはあまり関係ないですが、昆虫など自然に関する博物館にも行きました。イビの近くに生息している動物の紹介もありました。
日本と比べるとスペインの昼や夜ご飯の時間は少し遅く、15時頃に友人の家族と一緒に昼食。友人のお母さんがパエリヤやオムレツなどスペイン料理を作ってくれました。長旅をしていると、こういう瞬間がとても幸せに感じます。
そして、友人がベビーシッターとして預かっている子どもと遊びつつ、シエスタ(昼寝)をしました。夕方に起き、メタルバンドをやっている人とバーで飲み、音楽の話をするのでした。イビの時間はバルセロナと比べるとゆっくり流れていく感じがしましたね。
イビのシンボルと言ったら、この教会でしょうか。
ここから近くにある丘を登っていくと、このブログ記事の一番上にある画像の景色を眺めることができます。景色を観ながら、「向こう側に行きこれからモロッコを目指すのか~」と心躍るのでした。
以上、回想してこうやってブログに書いていると、またワクワクしてしまって旅がしたくなってきました(笑)流れに身を任せて旅をして、思ってもいなかった町と出会うとうのは旅の醍醐味ですね。またフラッと行きたいものです。
皆さんも是非、ガイドブックに載っていないような町に行ってみてはいかがでしょうか?ちなみにイビはダンスパーティなどで有名なイビザ島とは関係がありません。それでは!
RYOJI