世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

学校教育で大切なもの


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(スペインはバレンシアの風景より)

 

こんにちは。時間がある時は家庭教師などの仕事をしつつお金の足しにして、色々と進めている今日この頃です。家庭教師をお願いする親御さんは、 子どもが勉強せず成績が悪くなることを不安に思っているか、子どもが学校の勉強が物足りないと思っているからお願いするかのどちらかに分かれると思います。

 

後者は自分で勉強する素質があると思うので、とても稀なケースだと思いますが。マジョリティである前者は単純にできないレッテルを貼られているからやる気を無くしていることが大きいと思います。そこを伸ばしていければ良いなと思うのでした。そんな今日はちょっと教育について語りたいと思います。

 

いわゆる「勉強」が嫌いな彼らには「勉強の大切さ」などの綺麗事は言わず、良い大学行くため、良い会社に勤めるために殆どの人が行ってきた側面がある事を知ってもらう方が理解が早いと思っています。実際に、本当に学問が好きで研究している人は一握りであり、勉強を薦める親自身も勉強自体が好きな人は少ないです。(だからと言って、教育予算は削減したり教育格差を広げるべきでもないですが。)

 

親のマインドとしては、周りの子よりもできないのは嫌だなと少し日本的な考え方に陥っていたり、公立だと荒れていそうだから付き合う友達の質を考えて受験をさせたたかったり、最終的には良い大学に行って大企業に勤めて欲しかったりと別の目的があるものです。数学のここが人生に大切!というポリシーを持っている人は少ないでしょう。

 

そのため、殆どの人にとっての教育で有効だなと思うのは、経営者やスポーツ選手などあらゆる人の生き方、考え方を学ぶことかと思います。(押し付けやプロパガンダはダメですが。)明治維新の立役者でもある吉田松陰とその門下生は、正直今のクラスを荒らすようなクレイジーな人が多かったと個人的に思いますが、松陰の生き方や考え方に感銘を受けて日本を変えて行った部分は大きいと思います。

 

処刑を恐れず旧体制の日本を変える覚悟があった彼らと違って、今では自己啓発書など生き方に関する本が大人向けに大量に売られている時代です。そのため、大人になる前に志ができるとかなり強いと思います。それを強くするためには、人の色々な生き方を早いうちに学ぶことかなと思います。

 

この国は本当は多様性があって才能のある人で溢れているのに、周りを意識し過ぎたりと社会の雰囲気で多様性を認めない感じにもなっている不思議な所もあります。これはメディアによる影響は強いなと個人的に思っています。どうでも良いと思っている人が多いのに芸能ニュースが全国ニュースになってしまう感じで。

 

また、今の大学受験や新卒一括採用などが重要視されるのは、もうここ10年長くて20年くらいでしょうから、逆に今の小学生が親の世代と同じ形で歩むのは逆にリスクが高いのでは?と思うこともあります。何のために大学に行って、そして何のために就活を頑張ったんだなんていう例はどんどん増えていくように思います。

 

しかし、就活予備校として機能しなくなった大学は、専門的な学問をするための場所として原点回帰をするなんてこともあるかもしれません。僕はそういう社会を望んでいたりもするんですが(笑)

 

時代が変化することに対応するためには、自分の生き方や哲学というものを若い内から持っていることが重要だな思うのでした。僕はそれが弱かったので、今学んでいるような感じです。これからの時代は人生設計とか安定を求めてはダメだなと。

 

こんなこと思っていても、いざ結婚して子どもができたら、奥さんの教育方針に口出せなかったりして(笑)しかし、今の同世代の学校の先生はどんなことを日頃子どもたちに教えているのかなと気になるのでした。

 

RYOJI