読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

No.270:三国志から学ぶ

中国 歴史

f:id:ryoji_japan:20150921013311j:plain

(中国の無錫にある三国志テーマパークの三国城にて。見た目がはっきりしてる蜀)

 

こんにちは。皆さんは三国志に興味はあるでしょうか?定期的に流行る日本人が大好きな中国史の一つです。僕が生まれる前ですが、横山光輝氏の三国志はかなり影響力があったようです。特に当時の中国は共産主義も強く歴史的な資料が中々集まらなかったと思うので貴重な連載だったと思います。

 

三国志の名前は陳寿が書いた正史「三国志」から来ていますが、僕はそれから1000年後の明の時代に描かれた羅漢中による「三国志演義」の影響を受けています。(蜀の劉備玄徳が主人公的に描かれている物語風のものです)そして、先日に講談社による下記の三国志人物診断を行い、三国志のことを思い出すのでした。僕のタイプは・・

ent.kodansha.co.jp

 

司馬炎でした(笑)司馬炎とは司馬懿の孫で、晋として天下統一する人物です。おぉ~と思いながらも、司馬炎って今で言う「女たらし」なので、ちょっと複雑に。このコメントにも、「棚ぼた運はあっても女性には気をつけよう」と書かれているのでした(笑)

 

三国志とは、今から1800年前の中国で蜀・魏・呉が天下三分の計などと言われ互いに戦い合った時代で、蜀は劉禅の時代に魏によって滅ぼされ、後に司馬炎が魏を乗っ取って晋と改名した後、この晋が呉を滅ぼし統一されるまでの時代を言います。余談ですが、プロゴルファーの片山晋呉さんのご両親は名前からして三国志が好きっただろうなっと昔から思っています。同じくプロゴルファーの小田孔明さんの家庭は100%興味があったと思いますね。

 

武力が物を言う時代では張飛が人気があったり、歴史はその時代に反映された人物が好まれ、今の中国では曹操人気があるそうですね。曹操は時には非道にも感じる能力主義の人物で、織田信長に近いと言うと日本人にはイメージしやすい人物かもしれません。

 

個人的には劉備玄徳に共感できる部分が多いです。三国志の中でも国力が弱かったのが蜀だと個人的に思っていますが、劉備は長い浪人時代を経て、最終的に60前後の時に国を建て皇帝を名乗った人物です。今でも使われる(?)「脾肉の嘆」という言葉は彼の言葉から来ています。

 

劉備劉表という知り合いにかくまってもらっていた時に、飲み会か何かの時にトイレに行った際、自分の太くなった太ももを見て唖然とします。戦もしておらず大志も成し遂げていないのに、体だけはぶくぶく太っていることに嘆いたのです。大志を成し遂げていないことと、戦に出ていた古き良き昔を思い出したのでしょう。

 

僕は飲み会で多少酔っぱらって気分が良くなった時に、トイレの鏡で、この劉備玄徳のエピソードを時々思い出します。今は楽しいが、志を成し遂げていない自分にモヤモヤする時があるのです。酒で誤魔化してないか?っと。僕の場合、志と言っても日本を変えるとかそういうレベルじゃない、ただの自分の欲ですが(笑)劉備はその時、40代でした。

 

ざっくり言うと、蜀の劉備は力は弱いが人望があり孔明など優秀な人材にサポートされた、魏の曹操能力主義でカリスマ性を発揮した、呉の孫権世襲で国を受け継いだのもあり堅実なタイプだったという所です。皆さんはどのタイプが好きですか?僕は曹操のような人物に憧れますが、共感で言うと劉備という感じです。

 

昔に横山光輝氏の三国志を読んだ記憶のためゴチャゴチャになっている可能性がありますが、劉備は群雄割拠の時代に旗揚げして数年後に母の元へお茶か何かを持って無事かどうか尋ねます。そこで母親は、「何しに帰ってきたのだ」とせっかく挨拶に来た彼を突き返し、突き返した後に母親は陰で泣きながら自分の仕事をしているシーンは特に印象深かったですね。

 

こんな感じで三国志は人間味のあるエピソードが満載なので、特に男性にはお勧めです。泣いて馬謖(ばしょく)を斬るというのも、現代でも使われる言葉ですが、これは蜀の孔明が思い入れのあった部下の馬謖を情に流されずにミスに対して処罰するシーンが基になっていますね。

 

また、劉備が恋に落ちている所を見て、女に目が映って志が変わらないか心配する義兄弟の関羽。しかし、劉備はきっぱりと別れを告げて国造りに進みます。女によって志を変えないのは男としてカッコイイ。女に対して心は変えても志は変えないという教訓になりますね。

 

また、これは三国志演義による脚色がありますが、酒乱であった張飛が飲めない部下に怒って、部下から恨みをかって呂布という敵に徐州を攻略されてしまうという「酒による重大ミス」や、その呂布董卓という人物と共通の女にハマったため仲間割れしてクーデターが起こすなど、男性にとっては勉強になるエピソードばかりなのです(笑)

 

以下、三国志が基になっている言葉を紹介します。

 

・破竹の勢い

司馬炎の時代に晋が勢いにのって呉を滅ぼした所から来ています。

 

三顧の礼

劉備が、使者を出さずに自分自身で、断れようが3回も尋ねて孔明という優秀な宰相を迎えいれた所から来ています。

 

・苦肉の策

赤壁の戦い時に呉の黄蓋曹操軍に対して偽りの降伏を演じるために、降伏前に呉から棒などで叩かれる計をわざと受けて、身を犠牲にした策からきています。そういった噂を聞いた曹操軍は完全に黄蓋が呉を恨んで降伏に来たものだと信じ、奇襲攻撃をかけられ、後に敗北します。

 

今の時代も先が見えない、というか自分でライフスタイルを作っていく時代なので、旧来の方法に従うか、自分で新しい道を開くか分かれる三国志に似た時代でもあるのかなと思います。

 

RYOJI

 

★明日、10月1日より三国志の雑誌が創刊されます。

三国志DVD&データファイル 創刊号

三国志DVD&データファイル 創刊号