世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

子ども向けの世界の記述を構想中


Behind the stage

Yevgen Pogoryelov

 

こんにちは。このブログは7月24日に記事を書き始めて一年になりますが、一定のペースで続けられたのを機に、自分に時間が足りないという弱音も重ねて(笑)、1年経過した後は少し文章を簡潔にしようかと思っています。短い方が読みやすいですし。それと、完全に大量に文章を書くことに慣れ始めてきたので、もう1つ「子ども向け」の世界の記述のホームページでも作ろうとも思っています。

 

政治がクリーンで技術革新によって働かなくても食べられる時代が来れば話は別ですが、今のままだと僕たち含め、下の世代は明らかに世界を相手にして競い合う時代に突入するので、親御さんも自分の子どもには「世界で活躍して欲しい」と思っている人が多いと思っています。

 

現在、僕は多少の仕事と旅でしか世界と関わっていませんが、親御さんの要望に応えられる気がするのと、日本文化独特や教育の欠点なども理解しているつもりなので、それらを複合的に考えて、今の子どもには早いうちに克服して欲しいという気持ちからです。詳しくは以下の通りです。

 

・世界に対する意識づけ

 

当ブログ最初の記事にも書きましたが、多くの人は外国ということに意識過ぎている所がある気がします。これからは宇宙を目指す時代だと思いますが、普通の子どもだと、そういった親の感覚を素直に受け継いでしまいます。外国に偏見がある親だとさらに深刻です。

 

日本人が外国を意識しやすいのは、自国に伝統があり豊かな文化がある証拠だとも思います。しかし、あまり壁を作らないで育つことも、子どもが世界で活躍できる秘訣かなと思います。そのためには、早いうちに外国を見てみるか、または経験者から知ることで選択肢が広がると思っています。しかし、今の学校の勉強だけだと難しいというのが個人的見解です。

 

1.日本語や外国語に対する考え方について

 

日本人は漢字など母国語を学ぶ時間が圧倒的に多いと思います。小学生の子供たちが小テストなどを毎週やりながら母国語を勉強している間に、他の国では別の言語を習得しています。日本人の識字率は誇れるものがありますが、僕としては何か勉強量に関して不公平だよなぁと思ったりします(笑)

 

しかし、日本語にしかない独特の感性(例えば色に関する多彩な表現)を学べる素晴らしさはあります。ただ、それは他の国と比較しないと気づかないものも多いので、彼らの活躍する場を広げる効率も考えると、やはり外国語を早いうちに学ぶことは大切だと思います。特に英語や中国語は効率が良い言語でしょう。

 

日本はかつては第二の経済大国であり、今でも他の国と比べると国内市場の規模はとても大きい国です。特に東京は世界一のメガシティです。そのため、ハリウッド映画は日本語の吹き替えをつけても採算が取れますし、昔の学問であれば賢い人が日本語にわざわざ訳してくれているという「母国語で情報が得られる国」です。

 

最新の国際情勢(特に南米アフリカ)は日本語の記事だけだと得るのはキツイですが、まず英語が必要でなくても暮らせている人が多いです。小さい国では映画の吹き替えも、マイナーな映画に対しては行われませんし、昔の学術書にしても英語やドイツ語など外国語で学ばないといけない機会が日本人に比べれば多いはずです。

 

また、なぜ日本ではAppleのような世界的な企業が出ないのかなどが論議されたりしますが、個人的に、その発想力以外にAppleが元々英語ベースの国で生まれている点も大きいと思います。また、英語圏の国はアメリカやイギリスなど国際競争力が高い国が多く、世界に広げやすい環境だからです。日本人で賢い人だったら、グローバル企業というよりも、慣れていて、かつ自国に大きな市場がある日本でまず稼ごうと集中してしまうは自然の流れだと思います。

 

2.外国思考ではなく世界思考へ

 

そこで、今の子どもには「これからは日本を捨てて外国だ」と言って、0・1思考になるのではなく、せっかく日本文化を知り日本語を10数年かけて学ぶのだから、日本を知った上で他の国も知るといった、どっちも深く知っていく「世界思考」が良いかなというのが僕の考え方です。外国思考から世界思考へ。

 

勝手に「外国思考」と名付けましたが、この前バーで友達と飲んでいる時に、隣でアメリカ留学について語っている日本人がいて、日本を否定してアメリカの良い所をずっと話していました。否定と褒めの内容にもよりますが、僕はこういうのは「外国思考」だなぁと思ってレベルが低いと思ってしまいます。

 

それは日本が悪く、アメリカが良いという「0・1のデジタル思考」になっているからです。僕はこのデジタル思考はウチとソトの文化が原因だと思っていますが、その人は、日本を否定しているにも関わらず結局日本文化に影響されている考え方であるとも言えます。視野が狭くなるので、こういう思考には子どもにはなって欲しくないと思うのでした。

 

3.歴史を知る

 

やはり国の仕組み、世界の仕組みというのは歴史を見ることで理解できます。国家と何か、民族とは何かなど。僕はたまたま真剣に世界史を勉強したので、国の枠組みは何となく理解できているつもりです。これは何も知らないよりかは、学んだ方が世界に対して敷居が低くなるハズなので、子どもにはお勧めしたい所です。

 

4.ただ才能を開花させる

 

漠然と「子どもを世界で活躍させたい」と言って、よくわからず「英語」を学ばせるよりも、もっと重要なのは子どもが熱中していることを褒めるという所に尽きるなと思います。才能ある人は元々国の壁なんか意識せず専門的になるので、自然と世界から評価を受けています。語学が苦手なら通訳さんを雇うことができますし。

 

これは特別な子だけかもしれませんが、子どもが熱中していることに否定せず褒めること、あらゆる選択肢を子どもに見せることなどをしていれば何かしら子どもは才能を開花するんじゃないかと勝手に思っています。特に技術者が増えると嬉しいですね・・・いわゆる理系と呼ばれる人達がもっとカッコよく思われる社会でないと。。

 

以上、まとめると

1.外国語と日本語は同時に学ぶ

2.日本の良さを知る、または日本と外国というウチとソトの考え方を捨てる

3.世界史を知り国の成り立ちを知る

4.才能を開花させる環境を作る(教育論に近い)

こんな内容で考えています。

 

学校の先生からは習えませんので、需要があれば良いなと思うのでした。ポータルサイトという形ですかね。時間があれば7月24日までに構図だけでも作れれば良いかなという感じです。でも、僕の知識だと乏しい所もあるので、作りつつ専門家の方のお話も聞きたいと思うのでした。僕も一緒に学んでいければと思います。

 

RYOJI