世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

全てが投資


Saving vs Investing

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こんにちは。チームラボの展示を観た後に今はお台場のオクトフェスに来ております。さて・・・自分にはやりたいことが沢山あります。しかし、その中には漠然としているのもあり途方もない志だったりします。そのため、何から動いて良いのかわからないという悩みがありましたので、最近はよくその頭の整理をしていました。

 

また僕は今はサラリーマンという訳でもなく、与えられた厳しいノルマがある訳でもありません。そうすると余計なことを考える暇が生まれてしまいます。そんな今日は自分の気持ちを整理するために思考法についてグダグダ語っていきたいと思います。

 

サラリーマンは毎月給料(サラリー)を得ることができます。そのため、あまり意味がない仕事だなと思っていることでも、毎月給料という形で採算が取れるため、会社や上司の愚痴を言う人も中にはいても、最終的に双方は納得しており労使関係は成立しているように思います。

 

現在、自分は自分で仕事を作ることに動いています。自由な反面、全てやることが自分にかかってきます。しかも、素人で自分が進んでいる道が正しい道かもわかりません。自分に自信がない時ほど、そういった物がブレてしまいますから、強くならなければいけません。

 

そこで、悩みというのは考えても仕方がなく、人間なので考えも途中から変わることを想定すると、大きな目標ほど行動しながら軌道修正することが最適解になる気がします。しかし、小さい目標は必ず出口(リターン)を見て動き、やる気がなくならないように短期間で達成する目標を設定しなければいけないと思います。

 

今思うと自分は日本社会に疑問を抱いている部分が昔からありました。なぜ皆この時代に大学へ行くのか、皆なぜ就活するのか、全てあまのじゃくのように考えていましたが、当時は経験しないで否定することはできないと考え、どちらも皆と同じように経験しました。常識を疑うなら、まず常識を知ろという言いますからね。

 

しかし、気づくと人と違う道を歩んでしまっている人生であったため、皆と同じ道を歩んでいる感覚(共感)は自分として嬉しい時期がありました。例えば、サラリーマンとして仕事をして、金曜日の夜に酔っぱらって上司や会社の愚痴を言いながら、気分を紛らわしてまた仕事に行く・・・そんな生活に少し憧れすらありました。実際は飲み会は殆ど行くことはありませんでした。つまらない人間に映ったことでしょう。

 

やはり、頭の中では望んでいるのに本能的にはどこか多数派が歩む流れに違和感を感じているのかもしれません。自分が育った日本は、確かによくわからない常識が多いです。かと言って、僕はロックンローラーのように少数派としての反骨精神みたいなのもなく、日本は大好きです(笑)

 

歴史を見ても少数派は社会を良い方向に変える力がありますが、僕には日本のこういう悪い所を直したい!というパワーは弱いと感じます。しかし、地球外生命体も現実的に見つかりそうな昨今なので、日本や世界とかそういう括りはもう良いんじゃない?宇宙でしょ!っと地球人のこの世に対する認識を変えたいというのはありますが(笑)

 

そして、同じ大学の周りの同期達は今何をしているのだろうと考えていました。そんな矢先、先日大学の同期と会う機会を得ると、彼はすでに結婚をしており、年収も上がったのか住宅ローンを組もうとしているようでした。それが一般的な人生というものなのだろうか…

 

お金のやりくりが上手そうだった彼が、住宅ローンを組むことにとても驚き「職も安定しない時代に、住宅ローンを組んだら人生大変じゃない?」っと質問する自分。しかし、資産価値というよりもただの安心を求めてローンを組んでいたようで、余計なお世話な質問をしてしまったと後から思うのでした。

 

人はフワフワとした安定を求めると、常識を疑わなくなっていくものなのかもしれません。皆と同じ道を歩んで、あらゆることに疑わない方が精神的に安定するという気持ちはわかります。国家もそういう教育をしてきました。そして、そういう人が多いことで、あらゆるビジネスも成り立っています。

 

僕もこんなことに疑問を抱かなければ、あれこれと考えないのにな・・と思うことはありますが、やはり僕は自分自身でおかしいと思うことは諦められず、おかしいと思うタイプです。そして、自分の人生に対して愚痴も言いたくないし、死ぬ直前に親や国の文句も言いたくありません。そのために今をどう生きるかが重要です。

 

大学の同期からしたら、僕は特殊な人生を送っているようでした。そうかな…と自分の人生を振り返ってみると大学卒業後に会社を3年で辞め、入社前から計画していた通り世界を旅行をし、今事業を始める。そんな感じです。こういう人は旅人には多そうですが、卒業した大学の雰囲気的には少し特殊なのかもしれません。

 

しかし、僕は特別な才能がある訳でもありません。学生時代にベンチャー企業を立ち上げて利益を出した経験もありません。まだ自分の社会に対して提供できる価値もわからなければ、ビジネスの仕組み作りも本当の素人です。

 

そのため、仕事以外にもブログを書くことも、友人と会うことも、モチベーションを上げる環境を整えることも、あらゆる全てが投資であり仕事と考えています。その配分をしっかりと考えて、あらゆることを同時に考察して行動しなければなりません。

 

人のせいにできない人生は、全て自分に返ってきます。ダラダラしやすい自分にとっては精神的にはキツイことです。しかし、逆に自分への投資が成功した時、そのリターンは大きいです。それは旅をしても学びました。それだけを心のより処にして、どうしても社会に還元できるものを作っていきたいです。何よりも楽しいので。

 

そして、人生には良い近道と悪い近道があると思います。良い近道とは、自分が地道に築いてきたストック(信用・経験・実績)の中から、それぞれを複合させて効率良い方法を導くことと考えています。このストックだけは地道に努力で身に着けるしかありません。例えば英語力、作曲能力、プログラミング技術などが備わっていて初めてそれらを組み合わせた斬新なアイディアが生まれますが、そのアイディアをいきなり出そうとしたがるのは悪い近道で逆に時間の無駄になりやすい。

 

この悪い近道で多いところは、簡単にお金を稼ぐ方法などの自己啓発書に頼る行為などかなと思います。この近道が必ず失敗するのは自分の経験に伴っていないため結果が出せないからです。自分自身に土台や哲学がなく稼ぐことだけに振り回されてしまい、例えば化粧品販売などでマルチ商法に手を出して友人にひたすら勧誘して信用を失っている人は意外と多いです。

 

また、お客さんは個人の細かい私情などは知ったこっちゃないので、社会への還元だけを考えるべきですね。自分で決めた道ほど、相手のことを考えなければ自分の道は進んでいけないというのを日々感じるのでした。つまり、自分がどれだけ好きなことに対して綺麗事を抜きにして真剣か、神様に試されている気さえします。

 

最後に仕事は一人でできないので、僕は日々動いていくことで、身近な人を大切にして、これから先に素敵な仲間を見つけられることを願っているのでした。そして、周りの人生と自分の人生は比べるものではなく、全て自分自身への投資であり、俺は俺という考えは戦時中や戦後復興の時代ではない今こそ適しています。

 

実はそれが本当に楽しいことだったりもします。30代になったら、そんなことを苦労や努力と一般受けする綺麗事で片付けず、当たり前のように、そして今を楽しめていると良い大人になるな~と思っています。努力を尊いものと思わず、成果物を出す気持ちの良い作業と思うようにしています。

 

RYOJI