世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

東京と沖縄の違い


city lights
 Akira Asakura

 

こんにちは。昨日はフィリピンで知り合った沖縄の仲間と食事をしていて、色々日本や日本の地域性について語っていました。僕はこういう日本についての議論を時々するのが好きです。そんな暇は実際にはないのですが(笑)僕は旅などで世界に興味があるとは言え、一番興味があるのはやはり我が日本だからです。

 

先日の記事でも記載しましたが、この情報化社会の中で世界の情報を家の中でも知ることができる時代には、逆に僕が実際に異国に行った時にフレッシュな気持ちにするために、敢えて「その国らしさ」を求めるようにしています。逆に外国の知人などに聞かれるて「日本」について応える時に、自分の育った町(東京)を基準にして考えてしまっていることに気づきます。

 

もちろん、育っていなくても東京は日本の中でも一番影響力のある街のため、多くの人が日本の中心のように考えがちかと思います。また、大阪都構想などはありますが他国を比較していて思うのは、日本は他の国よりも中央集権がスムーズに進んだ国でその拠点が東京に集中しています。

 

政治以外の個人的な感覚でも1億人がいる国にしては一体感はかなりあるなと思います。ドイツにしても連邦制ですし、中国は省が違うだけで日本人の感覚からすると「国」が違うのでは?と思うくらいの違いがあることもあります。

 

そのため、沖縄の仲間と話していて、敢えて東京と沖縄の違いについて話していてとても面白かったです。今まで意識したことはなかったので。僕は沖縄本島には2度行ったことがあり、お金に余裕ができたら宮古島に行こうと前々から計画はしています。学生時代は沖縄出身の先輩によく沖縄料理屋さんを紹介してもらったりとお世話になり、沖縄料理は好きです。


また、統計などは確認できていませんが、首都圏や関西圏から沖縄に移住する人達が増えているという話はよく聞きます。(沖縄を舞台にしたNHK連続ドラマ小説(ちゅらさん?)が流行ったくらいから)実際に友人も本土(東京)から沖縄に帰る時にそれを年々感じるそうです。

 

しかし、首都圏や関西圏に比べて仕事が少ないのもあってか地元へ結局帰る人も多いそうです。それを聞くと何となく沖縄は首都圏の人からしたらリゾート地感覚で住む人が多いのかなという印象を受けます。

 

さて、彼が思う沖縄と東京が決定的に違うなと感じる所は、余裕がない人が多い所と何かしていないと不安になる人が多い印象がある所だそうです。「余裕がない」に関しては、仕事など競争が激しくそれがプライベートにも影響しているのが原因じゃないかというのが彼の指摘。これはよく日本社会の縮図としてもよく言われることです。これに関しては満員電車がかなり人に悪影響を与えていると個人的に思います。


何かしていないと不安になるという点に関しては、何となく理由がわかります。東京は家がまず狭いので、大人になると人を家に呼んで遊ぶことが中々できません。そのため、どこか繁華街で待ち合わせて、お金をかけて外食したりカラオケに行ったりと何かにつけて消費して忙しく遊ぶことが多いです。また、そんなお店が大量にあります。

 

そして、東京の友達と遊ぶと少しでも手際が悪くてぐだぐだ店を探したりすると満席になっていたりして「予約してくれよ」と言われそうな気がして焦ります(笑)こうやって、遊びなのにストレスを少しずつためていくのかなとも思うのでした。友人と会うこと自体が本当は一番の遊びなのに・・。

 

別の沖縄の友人は逆に上記のことに当てはまっていたりするので、人それぞれだとはわかっていますが、他の地域と比べる機会が全くないと自分が住んでいる環境が当たり前だと思ってしまうので、人間は常に他の世界を意識していく必要はあるなと感じるのでした。

 

幸い東京は色々な考えの人が多く住む可能性のある街なので、やりたいことがある日本人にとって東京はとても良い街だと思います。逆に疲れた時は東京の常識が日本の常識だと思わないことも大事かもしれません。

 


RYOJI

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