旅行中のお金の管理について
年末年始も近づいてきたので、そろそろ海外旅行の準備を本格的に進めているという方も多いのではないでしょうか。(僕は年末年始は日本におります)海外旅行には不安がつきもので、中でも貴重品(お金)の管理だと思います。
そこで、今日は実際に海外旅行をする時に必要な貴重品とその管理方法を、個人的な体験を下に確認していきたいと思います。
各種証明書
パスポート:外国で一番大切な身分証明書となります。このパスポートがないと入出国ができません。シェンゲン協定国などの入国審査のないヨーロッパ地域でも、国境を越える際はパスポートを確認される場合があるので、国を移動する際には必ず携帯しておきましょう。また、ロシアなど国によっては外国人は常にパスポートを携帯することが義務付けられている場合があります。
予防接種の証明書:アフリカ中央部やアマゾン地帯などでは、パスポートの提示と共に、予め黄熱病の予防接種をしたことかを証明する「イエローカード」の提示が義務付けられている国があります。
国際学生証:学生が身分証として必ず持たなければいけないことはないが、学生であれば博物館などの入場料が割引になることがあります。
カード・お金
国際キャッシュカード:VISAインターナショナルが定めたレートに数%を加算して円換算した現地通貨を引き出せる海外版のキャッシュカードです。現金を持ち歩くことで発生する盗難のリスクを避けることができます。
VISAインターナショナルが定めたレートは公開されていませんが、基本的に空港の両替所で行うより為替レートは良いです。銀行によって、換算レート、年会費、引出手数料が異なっているので比較して検討しましょう。
海外プリペイドカード:国際キャッシュカードと使い勝手はほぼ同じですが、SuicaやPasmoのように利用限度額を前もって支払い、その残高を限度に現地通貨で引き出すことができます。
また、ATMの手数料が定額のため、一度に多くを引き出す場合は国際キャッシュカードよりも手数料を抑えることができる場合もあります。しかし、利用できる国は限られています。
クレジットカード:現地通貨を気にせずに世界中のお店で利用ができます。金利はかかりますが、緊急時には現地通貨で引き出すこともできます。また、海外旅行保険を付帯しているカードも多いので、海外旅行保険として利用することも可能です。
現金:万一上記のカード類が盗難にあった場合や、現地通貨がなく緊急で現金が必要になる場合などに備えて用意しておきましょう。日本円に比べて交換レートが安定している米ドルを現金で持っているとさらに便利でしょう。
米ドルは世界で信用力があるので、現地通貨でなくドルで支払いができる国もいくつもあります。旅行の際は、緊急時に必要な額を予め想定して最低限の現金を所持しておくと良いでしょう。現金を持ち過ぎると逆に盗難のリスクを高めます。
海外旅行保険
海外旅行保険は前述通りクレジットカード付帯でも代用が可能です。しかし、クレジットカードが付帯している海外旅行保険は3カ月間までの保障しかないことが多く、またキャッシュレス・サービスが付いていないことが多いです。
したがって、長期で海外に滞在する場合や、入院や治療をした時にかかる費用を先に払うことができないという方は、単独に海外旅行保険を加入することをおすすめします。
そして、海外旅行保険の番号は控えて、海外旅行保険の申し込みと共に手渡されるハンドブックは携帯しましょう。緊急連絡先やトラブルの対処法が記載されています。
まとめ
以上のように、海外旅行に持参する貴重品は、いかにリスクを分散させるかが大切になってくると思います。お金だけでなく、それに伴う各種証明書・海外旅行保険証書も紛失のリスクを考えて、コピーして別々の場所に保管しておくと良いです。
これら貴重品はセキュリティベルトなどを利用し、体から肌身離さず携帯することで、より安全な旅行ができると思います。これで今の所、僕は一度も大切なものは盗まれたことがありません。(自分でATMからカードを取り出すのを忘れたことはありましたが・・)
今回の記事は、私が旅サポさんでも書かせていただいた以下の記事と関連していますので、併せてご覧いただければと思います。
海外旅行に保険証はいる?海外旅行の持ち物チェックリスト(貴重品編)ー海外旅行ガイドメディア旅サポ
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