デュッセルドルフの日本人街

（ドイツのデュッセルドルフ中央駅）

こんにちは。最初に当ブログにリンクをしていただいている、はてなブロガーの方、誠にありがとうございます。もちろん、読者になっていただいている方にも感謝しております。

さて、今日の紹介はドイツ西部のライン川沿いにある街デュッセルドルフ。ノルトライン＝ヴェストファーレン州の州都で、近くのケルンから電車で30分程で行くことができる街。第二次世界大戦中は空襲に遭うも復興。

同じく復興を遂げて経済成長が著しかった日本の企業への誘致も1960年代頃から始まりました。今では5000名程の日本人が住んでいると言われており、ヨーロッパの中でも大きな日本人のコミュニティ地区になっています。ここは日本ではなくトルコやギリシャからの移民も多いなど国際的な街です。

デュッセルドルフ中央駅から歩いてすぐにあるインマーマン通りには日本のお店が並びます。日系ホテルもありました。しかし、イメージしていたよりは日本のお店が集中して多いという訳ではなくて、中華街のように日本、日本していない印象を受けました。日本企業も不景気により撤退しているのも影響しているのでしょうか。飲食店などは、このインマーマン通りだけではなく街全体にも散らばっていました。

僕自身は日本を客観的に見たいという気持ちもあってワーキングホリデーを利用し、ドイツに滞在することで、お金があれば近隣の東欧諸国を周ってみようと考えていた時期がありました。そのため、視察も兼ねて旅行の途中にこの街に来てみました。

また僕はドイツ語を全く話すことができないため、最初は日本人相手の仕事を頑張って見つけるしかないだろうと考えていたため、この街はとても興味がありました。（近郊のケルンにも多くの日本人が住んでいて雇用はあるかもしれません）

（バイト募集の張り紙が貼ってあったインマーマン通り居酒屋）

日本の本屋を覗くと最近流行りの日本の自惚れ本が多く並んでいました。異国にいると、日本人としてのアイデンティティが湧き上がるの気持ちはわからない訳でもありません。

そして海外を滞在することを考えると、自分の街と良さを比べることがあります。旅からの視点で偏見も含んでいますが、欧州の一般の都市に比べ東京・大阪・名古屋圏は人口がかなり多いのもあってか、楽しめる刺激的なエンターテイメントに溢れている街に感じます。

例えば、多国籍料理店、ライブハウスの多さ、趣味の物を扱う店数の多さ、遊びと言えばホームパーティ、クラブやバーばかりでなく、カラオケがあったり、ボーリングもあったりと多彩であったり。

比較している点が娯楽施設だけになってしまいましたが、自分がこういう考えなのは「自分はここで何かをやりたい」とか、その国に対するリスペクトが足りないためでしょう。やはり言語を学びたいというだけでは海外移住はとても厳しいと感じます。

ドイツへ行く日本人と言えば、企業の駐在員だけでなく音楽やサッカーを目的として留学や仕事をしている人が多いことも現地で知りました。ドレスデンのドイツ人の友人の縁もあって、デュッセルドルフではなく近くのケルンで、ドイツの子供達のサッカーコーチとして立派に働く日本の方にお世話になり、一緒に食事もさせていただきました。

彼はどのようにしてサッカーチームを育てるかを常にストイックに考えており、子どもやその保護者に対する指導など、ドイツ語は当然のことサッカー以上のスキルまで求められている所で働いていてます。やはりサッカーとドイツのサッカー文化が好きという、その「好き」というパワーが何にも変えられない絶大なパワーになっているように見受けられました。ドイツのサッカーに対するリスペクトとやる気が普通の人とは全然違いました。

彼は難しい就労ビザも取得しており、ここまでできる様な人が海外に滞在できるのだろうと考えさせられました。もちろんドイツはワーキングホリデー提携国なので、18歳から30歳まではお試しで1年間は住むことや働くことはできますが、就労ビザというのは、ドイツ人の雇用状況も良くない中で、外国人であればどれだけその国や会社に対してメリットがあるかを尚更試される時代ですから。

欧州を旅をしている方は、このようにデュッセルドルフ近郊で素敵な日本人とも出会えるかもしれません。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか？

RYOJI

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