世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

日本人の多くが渡航先として選ぶ国


At the airport

Giacomo / At the airport

僕は旅と関係ない友人と話す時、僕は「あまり有名ではない国に行っているイメージがある」とか、「アメリカやカナダなどには興味がなさそう」と言われたことがあります。それはどういうイメージだろうと疑問に感じていたのと同時に、多くの日本人がイメージする海外とはどういった国々なのだろうかと考えるようになりました。

 

そして、最近僕は多くの日本の若い人に海外への関心を高めてもらうのと、外国人に日本への関心を高めてもらおうというこの2つが自分の直近でやりたいこととして挙がっていて活動に向けています。

 

そんなこんなで、今日は一般の日本人はどこへ海外旅行しているのか日本旅行業協会が出している「海外旅行者の旅行先トップ50(受入国統計)」を調べてみることにしました。

 


海外旅行者の旅行先トップ50(受入国統計) | JATA

 

現時点では人数が明確に出ている直近のデータは2012年になっているため、少し古いですが以下の通りです。

 

【トップ5】

1.アメリカ      (3,698,073)

2.韓国        (3,518,792)

3.中国     (3.518,153)

4.ハワイ州      (1,465,654)

5.台湾                (1,432,315)

※「アメリカ」は本土、中国と香港は別の括りになっています

 

上位3位まではとても僅差であり、4位のハワイ州は3位の中国の2分の1の旅行者数と、3位と4位の差は大分開きがあるのが特徴的ですね。観光目的とは言っても、このトップ3は仕事などの関わりも多い国だと思いますので、現地視察者なども多く含まれているとは思います。

 

【アメリカ】

こんなに日本が距離的には遠いアメリカとつながっていることは驚きでした。僕の周りにはアメリカを旅している人があまりいないからです。個人的には南米から日本へ戻る際にロサンゼルスを旅したことはありました。アメリカは太平洋戦争前から多くの日本人が移民をしていた国でもあります。

 

【韓国】

隣国なので渡航費があまりかからないため、観光客は必然と多くなっていったのだろうという印象を受けます。また、韓流ブームやコスメなどで多くの女性にも人気な国。またソウルを週末旅行する弾丸旅行者も何人か見ました。逆に日本に来る観光客のトップも韓国人です。僕はソウルと済州島に行ったことがあります。

 

【中国】

中国は広大な国であり、歴史的な見どころも多く様々なツアーが存在します。また多くの日系企業が進出している国のため、その分日本と中国を行き来する人も盛んになっている印象を受けます。僕もツアーではないですが中国へは2度行っており、
北京・上海・無錫・杭州紹興に行きました。

 

【ハワイ】

新婚旅行やバカンスの代名詞である州。ハワイに関しては悪い話は全く聞いたことがなく、小さい頃から楽園のようなイメージがありました。ハワイはアメリカに併合される(1898年)前から日本とは親交があり、明治の開国直後に最も日本人が移民した先で、日系人の割合も多い州です。僕はバックパッカーとしてですが一度オアフ島へ行きました。

 

【台湾】

台湾は親日国というイメージがあり、また実際に交流が深いのもあってか政治的対立もあまりない国なので気軽に行くことができる印象。僕も台湾へは2度行ったことがあり、台北、キュウフン、基隆、台中、台南、高雄に行きました。


次に地方をずらして、日本人にとってアジアと同じくらい人気があるヨーロッパに次は焦点を当ててみます。

 

ヨーロッパのトップ5(2012年)

1.ドイツ  (734,475)
2.フランス (732,283)
3.スペイン (362,081)
4.イタリア (353,547)
5.スイス  (295,991)


【ドイツ】
日本とは経済的に結びつきもあり、今でもデュッセルドルフを始めとして多くの日本の会社があります。ビザの面ではワーキングホリデーもあり、ドイツに住む日本人も多いのが影響しているのでしょうか。現に僕もドイツは複数の都市を旅行しました。

 

【フランス】

パリは世界的にも観光名所であり、観光立国なので理解できる順位です。日本人にはモンサンミッシェルなどが特別人気です。ビザの面ではワーキングホリデーもある友好関係にある国です。僕もフランスは複数の都市を旅行しましたが、フランスはヨーロッパの中でも日本に興味がある人が最も多いという印象がある国です。

 

【スペイン】

渡航者数は2位のフランスより2分の1程ですがスペインは直行便がないのにも関わらず、多くの人が訪れています。個人的にも今年に2度目の訪問をし、バルセロナバレンシア、イビ、グラナダ、アルヘシラス、セビリヤ、ビーゴ、サンティアゴマドリードと1周をし、地域ごとの文化が独特できて面白い国でした。またスペインも日本に対する印象は良いと思っています。

 

【イタリア】

イタリアが4位というのは少し驚きでした。イタリアと言うと特に多くの日本人女性が好きな国というイメージがあるので、フランスと並ぶくらいに訪れているかと思いました。僕もイタリアは最も好きな国の1つで、ローマ、ペスカーラフィレンツェ、ピサ、モデナ、ヴェローナヴェネツィアトリノと多くの都市を訪問しました。

 

【スイス】

物価が高いため、上位5位に入るイメージはあまりなかったのですが、やはりアルプスなどの景色が魅力的なのでしょうか。まだ行ったことがない国なのもあって、個人的には少し驚きの順位。

 

【まとめ】

以上、振り返ってみると旅行というバカンスの視点だけではなく経済的な結びつきも多くに反映されているランキングなのかなという印象も受けました。僕は50ヵ国程に訪問したことがありますが、僕が今まで行った中でこの50位以内に入っていないランキング外の国も多々ありますね(笑)

 

あなたが好きな国、良いイメージがある国はどこですか?

 

RYOJI