世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

バックパッカーが旅先として宇宙を考え始める日


Keppler 22b

 Keppler 22b / gustavdiesel

 

類は友を呼ぶということで、自分も旅をしている関係で国内外問わず、旅人と話す機会が多くあります。また旅人が行くバーにも時々顔を出したりします。旅行者によって、旅のテーマが違うので話を聞いていてとても面白いものです。特に今はインターネットやSNSが発達してきているので、より多様化が進んでいくと思っています。

 

・ヨーロッパに魅了される韓国人

・東アジアに魅了されるリトアニア

中央アジアに魅了されるドイツ人

・取りあえず多くの国を訪問してみたい日本人

・写真を撮るためだけに世界を周っているカナダ人

・世界情勢を間近で知るために世界を巡るジャーナリストのガーナ人

 

などなど色々いて彼らの世界の接点とは十人十色。

 

一般の人達と話すと、「その国?どこ?」から入ってしまうような話題が、この国のここ面白いよね。みたいに当たり前のように会話ができることがとても楽しいことだったりします。例えば日本好きの外国人は、母国の友人達は日本について全く知らないのもあって、日本に来て日本好き同士で気楽に会話ができてとても楽しそうにしていたり。

 

僕は特定の国が好きというよりも世界全般が好きで、自分があまり行ったことがなくイメージでしか語れない状態にあるアフリカ、中米、中央アジアなんかの話を旅人から聞くととても興奮したりします。僕のように漠然と世界全般に興味がある人はかなり多いと思いますが、僕が今まで会ったことがないのは宇宙に関心がある人達です。つまり地球の外への旅行への関心です。

 

実際すでに"MarsOne"と呼ばれる火星への旅行を目的とするオランダの民間非営利団体がありますが、これは片道きっぷという死を覚悟した物であるのと、金額的に高価過ぎて手を出せないという点が現実感を欠かせていると思います。


Mars One

 

しかし、宇宙は多くの才能ある方達のおかげで新しいことが発見され続けています。例えばアメリカのケプラー探査機の功績によりケプラー22bと言われるような地球外知的生命体が存在する可能性がある惑星を発見し始めている所は興味深いです。

 

また発見に向けて理学博士の渡部潤一さんは30メートルの望遠鏡を完成させるための準備をしてらっしゃるそうです。


渡部潤一 | とても静かな場所 | 見上げるプロジェクト | MITSUBISHI MOTORS

 

つまり地球と条件の似た多くの惑星が存在していることに加え、その全貌が明らかになる日が着実に近づいていることです。そして、地球人の文明は他の惑星に比べて遅れている可能性があるという仮説もあり、実際にそういった惑星を発見した時に我々地球人にどう混乱を与えないようにするかの対策まで考えている学者や政治家などもいるようです。

 

そうなった時に地球人としての統一感あるアイデンティティを僕達がいつ持てるのかはわかりませんが、バックパッカーや世界を長く旅行している人たちは、元々国境などに縛られない気質がありますので、文化のある土地(星)は必ず興味の対象になると思っています。

 

「地球だとこうだけど、君の星ではどうなの?」

 

みたいな文化交流はとても夢がありますね(笑)

 

こういう発見の前提も踏まえて、ある程度僕は世界を旅したら宇宙へ行きたいと思っていると話を旅先でも少しします。(もちろん、お金を考えるとかなり不可能なことですが。)

 

しかし、そういった話をすることで、非現実的過ぎて少し変わり者に思われますが、現実感を多くの人に持たせ、ニーズや関心度を高めることが宇宙に対するコストも減らしていけると信じていますので、この話を最近よくしています。バックパッカーが旅先として宇宙を考え始める日はそう遠くないでしょう。

 

RYOJI

 

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