世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

日本に固執してしまう要因ベスト5


f:id:ryoji_japan:20140802134618j:plain

旅行を通して僕は少しずつ変に日本へ固執することがなくなってきました。もちろん母国なので一番好きな国なのは変わりありませんが。しかし、これからの時代、日本に拘っていてはいけない人や何かが原因で海外移住しなければいけない人も増えることでしょう。

 

そこで自分の中で日本に固執してしまいがちな要因としては何があるだろうと考えた時に以下のような答えになりました。

 

1.家族や友人の存在

家族の親密さや友人の多さは人によっては差異はあると思いますが、外国に行くと簡単に会うことはできない存在です。やはり友達がいない国に滞在する場合などは孤独のため、最初の内は特に恋しくなることがあると思います。親の面倒などを見ている方もいらっしゃると思います。

 

2.食べ物

例えばヨーロッパはジャガイモやパンを主食とする国が多いですが、日本人の多くはお米や魚を主に食べます。しかも僕たちは(肉じゃがやカレーライスなどで)ジャガイモをおかずにするくらいお米の主食度合が強いです。また僕は調味料としても味噌や醤油に舌が慣れてしまっています。バルセロナでアメリカ人の友人が野菜炒めを醤油味で作ってくれました。しばらく日本食を食べていなかった僕は、なんだこの美味しさは!と驚きました。まてよ、これは醤油じゃないかと・・まるで今まで出会ったことのない最高の味に感じました(笑)

 

以前まで、成人してから海外を経験する場合、自分の舌を国際化していくのは難しいなっと感じていました。しかし、これは僕が現地で本当の美味しい物を知らないからかもしれません。実際にヨーロッパのパンを食べ続けていたら、日本のパンより美味しいかも?と思うようにもなりました。現地の美味しい物を食べる好奇心によって、日本食を恋しくならないようにするのも解決策になるかなと考えます。

 

3.サービスの質

誰もが外国に行くと感じると思いますが、日本のサービスは100点です。しかし一方で、国にはよりますが80点でもいいやという所が殆どです。旅行レベルではあまり気にならないと思いますが、知人を見ていると水道管のトラブルなど生活面で支障がでた場合は日本ほど対応が良くなく、しかも直してもまたすぐ壊れることもあります。技術者が休みを優先する場合もあります。24時間営業の店も少ないし、電車が遅れることも。

 

これは日本人の器用さに加え、お客様が神様である文化が影響していると思います。しかし、逆に完璧主義ではない分、外国で働く側としては日本より気楽になれてストレスがない良さがあるとは思います。また、お客さんとの関係が日本よりもフェアであることは日本在住時のストレスよりも軽減されるかもしれません。お金に見合ったことしかしない人が多いので。

 

ロシアの公共機関(メトロなど)はなぜか逆で乗客が切符売場のオバちゃんより立場が下という事態もあると思います。僕は質問したら怒られました。日本ではあり得ない光景です(笑)

 

4.語学

意思疎通は語学力があまりない状態でも、話相手が友人であればお互い理解しようと思うので、コミュニケーションは取れると思います。しかし、公共の場で何かをする時に、これが言いたいのだが言えないという時は、とてもストレスになると思います。スコットランドで僕はカプチーノとハンバーガーを注文した時に、まさかのハンバーガーとフライドポテトが来たことがありました(笑)店員さんは、バーガーを頼むんだからポテトもつけるだろうという思い込みがあったのかもしれませんが、語学は重要だと感じました。勉強しなければ。(11月5日より再勉強開始しました。笑)

 

5位 コミュニケーション方法の違い

僕たちは和を重んじて、物事を丸くおさめようとする文化で育っているとよく言われていますが、日本人の多くは相手の意見を優先してしまいます。殆どの国では日本程、相手の考えていることを深くよみ取る以心伝心の文化はないと思っているので、僕は外国ではハッキリ言うようにしていますが、それでも押しが弱いように思います。

 

ストックホルムスウェーデンの友人と話していて、スウェーデンも比較的にシャイな人が多く人に気を遣って気軽に知らない人に話しかけない文化があるようでしたが、それでも日本人は自分の考えを言わない人が多くて何を考えているかわからない時があると言っていました。人や世代にもよると思いますが、傾向として正しいかもしれません。

 

ある程度我慢をするのが前提であり、「堪忍袋の緒が切れる」という言葉がある通り、日本人と付き合っている外国の女性と話すと、日本人は怒る時は本気以上に怒るからビックリしたという声も。その前にもっと言ってくれれば良いのにと。

 

第二次世界大戦時、交渉決裂で末堪忍袋の緒が切れた日本軍は連合国に宣戦布告して、1941年に真珠湾マレー半島シンガポールなどに同時多発に奇襲しましたがその攻撃に驚いたイギリスのチャーチル首相は、日本人は外交を知らないのか、交渉に不満があるならもっと早く言って欲しかったなどと言っていたという伝説を思い出しました。

 

【余談】お笑いセンス

やはり日本のお笑いはひねりがあって、外国に比べてネタが独特に感じる時があります。それが僕や日本人にとっては面白い。逆に外国人にとっては、これは何が面白いの?と思う物でもあるかもしれません。日本のお笑い番組が奇妙に見える人も多いようです。(もちろん「風雲たけし城」など人気があるので、内容によります)

 

中でも自虐ネタは日本独特に感じます。いじめ社会とお笑いの関係性にも似ていると思いますが、日本は自虐ネタの他に罰ゲームなどで痛めつけられて自分から笑いを取ったり、逆に自分がそれを見て笑ったりする文化があると思います。外国は日本より自分を大切にする人が多いので好かれないのかもしれません。僕はこう見えてギャグを言うことが好きだったりして、この自虐ネタも好きです。そのため、外国だと人を笑わせるネタも少なくなります。外国ではボケとツッコミという概念があるのでしょうか。しかし、ジョークは世界共通。これはもっと覚えていきたいですね。。

 

以上、どれも自分次第で克服できるものばかりで、少し傾向でものを語っておりますが、あなたはどういう時が日本にいて良かったと感じますか。

 

RYOJI

英語で説明する日本の観光名所100選 改訂版 (<CD>)

英語で説明する日本の観光名所100選 改訂版 ()