世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

海外旅行への不安を解消する体験


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 (晴天の紫禁城PM2.5の濃度は毎日高い訳ではないことを北京で知る)

 

僕はかなり旅が好きな方ですが、旅というコンテンツが好きというよりも、自分または多くの旅人の軸として「新しい価値観と出会うこと」が好きなのだろうと考えています。そのため、旅は異文化と触れ合うことが多いため、新しい発見をする一番簡単な手段でもあり、自分は旅を続けているのかもしれないと最近、自己分析しています。

 

しかし、考えるてみると、旅には色々な不安が付き物であります。そこで、旅への不安を解消しているであろう自分のマインドをまとめてみました。(以下は海外旅行での視点になります)

 

1.アウェイな環境が好きということ

日本語が通じないとか、日本人が少ない街という理由で海外旅行を控える人達がいます。一方で日本人は海外旅行には関心がある人が多い国民性でもあります。

 

それ故、バックパッカー目線だと日本人宿が世界中の都市に存在し、通常の旅行者目線だと現地の日本語ガイドが多くの国に存在しています。今まで訪れた約35か国での経験を考えると、こんな所にも日本人団体観光客がいて、現地の日本語ガイドがいて観光ビジネスとして成立しているんだと驚く所も多かったです。例えば、サハラ砂漠やウユニ塩湖だとか。バックパッカーしか来ない場所と思っておりました。

 

日本との接点が少ない場所への不安に関しては、(完全に不安ではない訳ではありませんが)僕は概ね突破しつつあります。それは、僕は元々あまり相手が日本人だとか外国人だとかというのを意識しない性格なのもあって、見た目が全然違う人がいても平気だからでしょう。

 

そして一番大きいのは僕は日本生まれの日本育ちなので、日本と関係ない国に行き現地の人と話すと、一人の「日本人の男」として見られることになります。自分は日本が一番好きな国なので、こうして自分を通じて日本を意識してもらえることがとても嬉しいです。

 

そのため、日本人があまりいない所、または自分みたいな人間があまりいないアウェイな所に行けば行くほど価値が高まる気がして、同時に旅行への心配を自然と解消してくれているように思います。もちろん、あまり周りからジロジロ見られたり、日本人という理由で沢山の勧誘を受けるのは精神的に良くない時はありますが(笑)

 

そして、アウェイな環境だと、「初めて日本人と話した」という人とも会うため、自分が相手から刺激を受けているように、相手に対してもそういった新しい価値を提供できるという気持ちはやはり自分を燃えさせます。


2.政府などの「共同体」の考え方と、「個人」の考え方を一緒にしない所

よく日中関係など隣国同士の関係が冷え込んでいると言われる時に、それを見かねた
善意のある方達が、両国の文化交流を促すイベント等を開いてくれているというニュースが流れる時があります。そんなニュースの参加者インタビューなどで、

 

十五年戦争の経験から日本軍は恐ろしいと教わっていたので、実際の日本人と交流して日本人の印象が変わった」

 とか、逆には

 「中国は偽物が多いので、低価格でクオリティが良い物を作る人がいてビックリした」

など双方の意見が出されます。

 

僕はシンプルに、人間は良い人もいれば悪い人もいる、できる人もいればできない人もいるのが人類の共通項だと考えている所があるので、「なぜ日本人が全員恐ろしいと考えていたの?」とか、逆では「なぜ中国人は全ていい加減だと考えていたの?」と、会ったこともないのにネガティブな思考のもと、人と交流している点に疑問に持つことが時々ありました。

 

しかし、そういった思考の人が多いことを考えると、やはり旅行に対する不安にも影響するだろうとも考えます。例えば、反日デモが再開しPM2.5問題などが重なることで、訪中観光客が減少している時に、元々行きたかったのもあって僕は北京へ旅行をしたことがあります。

 

そこで、一人の北京在住の日本の方と会い「よくこんなタイミングで来たね。別に俺は全く問題ないけど、身内からよく北京にいることを心配がられるんだよ・・」と言っていました。

 

要するに、そういったマクロな情報をミクロの部分全てに置き換えて考えてしまうと、キリがなく不安が増してしまう所があるので、「これはこれ、自分が旅で出会う人は出会う人」と割り切ることで、こういったメディアによって得られる不安は解消されると思います。どんな国でも、あまり人間の根本は変わらないと思いますので。

 

最後にこの旅の体験談ですが、北京のレストランでは、西安やフフホトの中国人と会食する機会があり、また三里屯という北京の六本木のような繁華街では、北京人の女性とリトアニア人の友人と一緒にご飯を食べました。もちろん、日本人ということで、何かされるということは、当たり前のことながらありませんでした。

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(三里屯のバーではJリーグの試合が中継されていました)

 

しかし、初めて海外旅行を一人でする時は、情報が不足していたり経験不足なため不安ばかりですが、実際に行ってみると違う物だったという経験を重ねていくことになるはずですので、こうした経験が不安を徐々に解消していくれるのだと思います。

 

両国が仲良くするためにお互いを理解しようという綺麗事は特になく、人を先入観によって決めつけて話をしてしまうと、自分が得られる経験までも限られてしまい損するという体験をしたことが、個人的に大きかったと感じています。

 

今回は完全に僕個人の考え方を伝えるだけになりましたが、僕の体験で皆さんの旅への後押しになればと思います。これからも、そういったブログにしていきたいと考えています。

 

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(北京人とリトアニア人の仲間と一緒に)

 

RYOJI

 

不安、ストレスが消える心の鍛え方 マインドフルネス入門

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