世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

No.351:コパカバーナ(ボリビア)にて


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こんにちは。先週に引き続き水曜日は人との出会いを含めた旅コラムを書いていこうと思います。今週は先週のウユニ塩湖の続きということで、コパカバーナまでの道中について書いていきます。

 

ウユニを夜中に出発し、途中にバスのタイヤがハマって皆でバスを押したりする一幕もあったが無事に朝にラパスのバスターミナルに着いた。ウユニ塩湖から一緒だった日本人の旅人とはここでお別れ。僕はマチュピチュを目指していたので北上することを試みる。早速、バスで北に向かってしまおう…

 

ということで、バスターミナルにある売店で朝ごはんを購入し食べながら、ATMへ。日本でもATMを利用する時は必ず後ろをチェックしているが、ここのバスターミナルでは最近、後ろから襲われて奪われる事件が多発していたみたいだったから尚更気をつける。

 

ラパスから北上してペルーに向かおうと思うが、2つある国境の内コパカバーナ近くからペルーに行くのが良いという噂を聞いたのでボリビアコパカバーナまで行こうと試みる。もう一方の国境だと警察に賄賂を要求される可能性があると聞いていた。

 

バスターミナルにはいくつかバス会社のガラス張りのオフィスがあって、英語が通じないながらもカタコトのスペイン語を話してチケットを購入する。そして、コパカバーナ行きのバスに乗ることに。

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正午くらいになり、乗り場でバスを待っていると日本人の大学生がいた。お互い日本人っぽい容姿なので会話が生じる。相手は女性だが米国に留学しており、トレッキングでマチュピチュに行く予定らしい。マチュピチュか、同じ方向だ。僕は留学とか興味がなかったが、当時同じ大学生としてこういう生き方もあるのだなと学生生活を振り返るのだった。

 

そんな時、ラパス市内でデモかがあった関係で警察が交通規制をしていると聞く。そのため、午後一に出発できる予定が、いつ出発できるかわからない状況に。またラパスに滞在して宿探ししなければいけないのか・・早く出発してくれと願った。

 

すると「落ち着いているから、今のうち行こう!」と運転手がバスを出発させる。この臨機応変なノリ、マニュアル社会の日本では絶対に見られない光景だった。バス車内は空いており体を伸ばしながら北へ。規制の影響か道もとても空いていた。また、ウユニ行きとは違って意外と道も整備されていた。

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数時間すると、バスはチチカカ湖に差し掛かる。これがチチカカ湖か!と大きさに感動。

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ティキナという所に着くと乗客は途中、ボートで移動することになるのだが、なぜか乗っていたバスに荷物を置いたままで、乗客だけ出ることに。バスだけ先回りして行くらしいが・・・少し怪しさも残る。

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船乗り場の近くにはモニュメントがあって、何だろうと思っていると太平洋戦争に関するモニュメントだった。え?南米なのにここで何かあったのか?と思っていると、かつて隣国のペルーと共に太平洋を巡ってチリ相手に戦争をしていたようだった。これも太平洋戦争と言う。結果的にボリビアは沿岸部の領土を失い、現在のように海がない内陸の国になった。

 

そのモニュメントはそんな歴史についてが彫られており、詳しくはわからないが、ここは領土争いをした場所でもあるように見えた。そんな感じで、現地の人と日本人の学生と共に船に乗り向こう岸に着く。すると向こうで僕達が乗っていたバスが待っていた。なぜ、バスで連れていってくれなかったのだろう。重さ?

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そして、ここから出発するとすぐにコパカバーナという大きな町に到着するのだった。

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コパカバーナとはブラジルのリオデジャネイロにあるリゾート名でもあるが、ここボリビアコパカバーナも観光地だった。チチカカ湖に面するリゾート。日本人の学生とはここでお別れ。

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ペルーの国境はすぐそこのようだ。そして、再び、僕はペルーの地に足を踏み入れようとしていた。

 

つづく

※来週は中国にいる関係でブログ更新はお休みさせていただきます。

 

RYOJI 

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