世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

No.264:週刊国際ニュース.Vol.16


Newspaper colour

Jon S

 

こんにちは。先週に続いて毎週土曜日に勝手に独自の視点で語る週刊国際ニュースVol.16をお届けします!そもそも日本だと国際ニュースがフォーカスされづらいのと、もう少し幅広い地域のニュースを知れたら良いな・・と思っているのもあり、自分から国際ニュースを書いてしまえ!と思って始めました。何だかんだで16週目。今週もよろしくお願いします。EDMに関する記事をこのブログにも書きましたが今日はULTRA JAPANに参加しています・・。

 

さて、先週の土曜日(9月12日)から今週の金曜日(9月18日)の間に起きたこととして気になったのは、習近平国家主席がアメリカ訪問を発表、ハンガリー難民対策で国境警備強化、ケリー国務長官とラブロフ外相が電話会談、豪州がイスラム国へ空爆、チリ中部沖でM7.9の地震ブルキナファソでクーデター、武器輸出大国の中国とドイツがエジプトで競り合い、パキスタンでテロ、米国で少年が勘違いで逮捕され波紋、Facebookが Dislike(よくないね?)導入か?などなどです。

 

習近平国家主席がアメリカ訪問を発表

今週、習近平国家主席は25日にアメリカを公式訪問してオバマ大統領と会談すると発表したそうです。このトップ会談は影響力がありますね。ワシントンの後はニューヨークの国連総会でも演説予定です。日本人としては、火種である南シナ海の岩礁埋め立てについて解決策を見出して欲しいです。日本も安保法案で国会が荒れまくりですので。

ハンガリー難民対策で国境警備強化

15日にハンガリー政府はセルビア国境沿いの2地域の国境警備を強化したとのことです。不法入国者に対する厳罰化の流れもあります。EUの中でも難民の受け入れ分担案は割れており、22日にブリュッセルで臨時の理事会が開かれるそうです。当国の国境にはフェンスが設けられ、また警官と移民の間で衝突が起き、催涙ガスなどを使用したとのことです。

ケリー国務長官とラブロフ外相が電話会談

米国ケリー国務長官とロシアのラブロフ外相が15日に電話会談をしたようです。こういった電話会談って、よく行われていますが、どのように行われているのか少し気になります。テレビ会議でしょうか。内容としてはやはりシリア情勢についてで、シリアへの関与をしないようにロシアに伝えたようです。

 

前回のこのブログにも記載しましたが、米国はロシアによるアサド政権への支援は情勢複雑化につながるとして批判していました。一方プーチン大統領としては、難民の数を増やさないためにも、アサド政権を含む連合でイスラム国の脅威に対応すべきというスタンスのようです。いずれにせよ、シリアの一般市民からしたら周辺諸国に振り回されているに過ぎないでしょう。

豪州がイスラム国へ空爆

16日にオーストラリア国防省は同空軍がシリア領内のイスラムの拠点を空爆したと発表しました。空からの攻撃で輸送車を破壊したようです。オーストラリアはアメリカの有志連合に参加しており、アメリカとの集団的自衛権の行使に基づいているようです。

豪州ターンブル氏が新首相へ

オーストラリアの与党・自由党の党首選で、ターンブル氏がアボット首相に勝利して新党首に選出されたようです。そして、15日の国会で正式にターンブル氏は新首相に就任したようです。個人的には日本との関係はあまり変わらない気もするのでした。

 チリ中部沖でM7.9の地震

16日にチリ中部でマグニチュード7.9という大きな地震が発生しました。震源サンティアゴから北228kmの沖合で、大きな余震も発生。ブエノスアイレスでも感じられたというニュース記事を読んで、ブエノスの友人に聞いてみましたが、特に気づかなかったとのことです。チリ沖の地震による津波イースター島、ハワイ、日本列島などに影響を与えるので、日本でも津波注意報が発表されました。

 

蛇足になりますが、イースター島のモアイは一度チリ地震津波により倒れてしまい、日本も南三陸町などでもチリの津波被害がありました。このモアイは日本の企業によって建て直されたり、東日本大震災の時は南三陸町へモアイ像が寄贈されたりと日本とイースター島との関係は今でも続いています。

ブルキナファソでクーデター

17日に西アフリカのブルキナファソで大統領警備隊がクーデターを発表しました。テレビ局をジャックしたようです。警備隊は16日にカファンド大統領とジダ首相、閣僚2人を拘束したようです。彼らは反政府デモで倒れたコンパオレ前大統領を支持していたそうです。蛇足ですが、日本ではブルキナファソの野球を応援するボランティア団体があります。

ブルキナファソ野球を応援する会

スーダンで石油タンクが爆発

16日に南スーダン南部のマリディで石油タンクが爆発したことで、死者数が100人以上出ているのではないかと報じられました。自衛隊PKOに関しても安保法案と関連して国内で議論されていましたが、実際に今南スーダン自衛隊がPKO活動をしているので、そちらも心配になりました。

武器輸出大国の中国とドイツがエジプトで競り合い

16日に中国がエジプトに対して潜水艦2隻を輸出する計画があるとメディアで発表されました。すでに中国はドイツを抜いて武器輸出大国になっていますが、殆どが対アジアだそうです。そんな中でドイツと、潜水艦2隻を巡ってエジプトで競り合っているそうです。これはイメージですが、欧州や中東あたりは中国よりもドイツの方がシェアが大きいので、中国はそのシェアへの狙いがあるものと見られます。

パキスタンでテロが発生

18日にパキスタン北部のペシャワルで、空軍施設のモスクなどでテロがあり20人の軍関係者が死亡しました。パキスタンタリバン勢力(TTP)が犯行声明を出したようです。このペシャワルでは昨年末も、TTPが小学校に入って乱射したため、80人を超える子供たちが死亡しました。どちらも軍との対立によるものです。

米国の少年が勘違いで逮捕され波紋をよぶ

これはFacebookでも散々シェアされていたので、全米で相当話題になっていたものと思われます。テキサスのアハメド君が学校で手作りの時計を見せた所、爆発物と思われて逮捕され、後に爆発物ではなかったことがわかり釈放された事件です。彼がイスラム教徒というのもあって、人種差別ではないかと波紋を呼んでおりました。ただ、回路基板もあったりと、かなり手の込んだ目覚まし時計のようでした。しかしオバマ大統領は粋なツイートをし、彼をホワイトハウスへ招待しました。

 

 

 

 ★今週の個人的に興味深かった記事を紹介します

gigazine.net

 

9月16日のイベントで、ザッカーバーグ氏はDislikeボタンを開発中であることを発表したとのことです。不幸なニュースのシェアに対してなどに使えそうですね。(しかし、今ではイイネこそが全ての共感の意味を成す文化にもなっていますが)

 

僕はFacebookのヘビーユーザで主に旅行の写真を公開しています。ただ僕の場合は少し特殊で、かなりの国の人がFB上の友達としているので、色々な環境の人がいる中ので内輪ネタ(特に日本のこと)を世界中の人に公開していることになっています。そのため、それに対して反応があると面白いんですよね。でも、急にイタリア語で書いてイタリア人向けにギャグを書いたり、ポーランド人向けに書いたりしますが(笑)

 

しかし、「日本とかどうでも良いよ」っていう人にはDislikeは求められているだろうなと思います(笑)匿名ではないので、日本ではDislikeは押されにくいとは思いますが、今後、学校のいじめに利用されなければ良いですね。ただの承認欲求ツールなのですから。しかし、Dislikeがフランクになったら、毎回ボケないとな。一応、今でもボケることは多いのですが・・・

 

という訳で、ギリシャ総選挙、中国が南シナ海での動くなど国際世論を騒がせており、国内では安保法案関連が騒がれた一週間でした。皆さんはどのようなニュースが気になりましたか?

 

※微力ながら極東、中東、ヨーロッパなどの国際関連ニュースの簡単な解説はできますので、質問や国際情勢に興味がある方はこちらからご連絡くださいませ。

 

 

関連記事