世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

日本を褒める番組


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Viktor Hertz

 

こんにちは。ここ1年、Facebookでは動画のシェアが増えてきたような印象があります。日本に関する動画も色々な国の友達のシェアで見ました。こんな日本の番組がシェアされているんだ~と。動画メディアはこれからさらに重要になるな~と何となく思っている今日この頃です。

 

さて、昨今国内では東京オリンピックに向けてのムーブメントが起きているため、それと関連つけた形で訪日外国人の増加が連日報道されています。また、日本に来ている外国人へインタビューする番組が増えている気がします。ここ数年で実際に何回か僕と一緒にいた外国の友人がインタビューを東京で受けていて、先日もインタビューを受けました。

 

日本がどう思われているかを気にする人が多いのか、外国人が日本の歌をうたっている画を撮りたい人が多いのは察しています。せっかく取材している制作会社の人のことも考えて、外国の友人をそういった敢えて日本ネタで盛り上げさせたりもしましたが、内心モヤモヤすることも・・(笑)

 

「世界的にもうインターネットが普及しているし、人との交流も多様化・複雑化している。あのスペイン人が自分よりも日本のV系バンドに詳しい、このイタリア人が自分よりもジブリアニメに詳しいなんて当たり前のことじゃないか・・・そういう人達が注目されるのって少し古いな・・」っと内心、思っているからです。

 

自分が10数年前に(日本のコンテンツに関する)ホームページを作っていた時に、イタリア人のオタク系の人とやり取りしたことがありました。その時は高校生という狭いクラスで生きていたので少し新鮮ではありました。しかし、その頃からあまり変わっていない報道の国際感覚のなさ。

 

ポーランドでも日本のダンサーがなぜポーランドへ?みたいな番組があった気がするので、日本に限らずそういうのは少なからずあるとは思いますが、日本にはそれは顕著な気がします。(ヨーロッパはヨーロッパで、日本は遠い「極東」の国という思考があったりして少し古いな・・と思うこともありますが)

 

また、外国人によって日本の良さを再発見するというのはもちろんありますが、それを報道し過ぎるのも少し所謂「クールジャパン」じゃないなと思います。日本人の美徳があるとするならば、それは自惚れするのではなく謙虚さがクールジャパンな気がしますし。日本人の謙虚さが評価されていると自分で言ってしまう矛盾です。

 

国内で今更「おもてなし」という言葉が流行っていても、実際は外資系ノウハウが効いたホテルが人気だったりしますし、あまり関係ないのかもしれません。とある日本人が「日本文化に興味があっても日本人に興味がある人ばかりではない」とも言っていましたが、それにはすごい納得しました。

 

そのため、「親日国だから日本人は大人気!」みたいな情報を受け入れて思考停止して甘んじるよりも、自分が一人の人間としてその国(というよりも対象のレイヤーの)人達から評価を受けられるように努力するしかないんだなぁと思ったりもします。イチローイチローとして日本やアメリカの野球ファンというレイヤーに尊敬されているように。

 

と言っている僕も日本人として誇りがかなりある方なので、考えが小さいな・・と思う時もあります。それはたぶん自分が世界に示せる物がないからでしょう。そのため、昔はイチロー選手を見て「同じ日本人として」誇りに思ってしまうような勘違いタイプでしたね(笑)

 

「日本のコンテンツ」を売りにしようとしている自分ですが、逆に個人としては「日本人」という部分を越えた所を目指さなければと思うのでした。そのため、正直、日本だけを好きになってもらうのでなく自分をきっかけに違う国にも関心持ってもらうことも重要だと思っています。外国を知るというのは物理的に新しい世界を知る方法として簡単だからです。(本質的には旅ではなくても、なんでも良いんですが)

 

また、頭が幼稚だと思われそうですが、自分が良い未来として妄想するのは、国を越えた形で世界が成り立ち、人間は労働や飢餓の問題を解決し、人類が一丸となって宇宙などへ目指して発展するような世界です。そのためには、どうしても多くの国の人が国という括りに縛られず活躍できる機会を増やすことだと思っています。実際、その流れは着実に進んでいるようにも思います。

 

しかし、その流れとして逆行していると思うのが、この「日本は外国からどう見られているか」と特集する日本の報道の古くささだなと感じる今日この頃でした。これからの国際化の流れは日本が外国標準に合わせるという明治維新的なマインドよりも、世界を変える発明や人類への貢献をする人をどれだけ輩出するかという「未来との対比」だと思います。

 

日本に限らず外国でも「自分はドイツ人だから学歴社会で・・・」と自分を決めつけて愚痴をこぼす人がいたとき、「そんなの関係ないじゃん!」って思ってしまう時がありました。そして、このような民族論や国籍論は世界とやりとりする上で根拠のない不毛なものなので、都合よく良い所だけドイツ人としてアイデンティティにすがっていれば良いのかなとさえ思っています。自分の中だけで。笑

 

バックパッカーは一般的の人よりもフットワークが軽い人種だと旅で知ったので、こういう人達のマインドが、世界で活躍できる素質のある旅好き以外の人にも備わっていたら、活躍の場が広がって最強だな~と思うのでした。

 

僕は日本人としてのプライドはありつつも、自分の将来のためにもそこを越えた所にいかないといけない、そんな相反する所が時に自分の行動を制限してモヤモヤしているのでした。そんなことを日本を褒める番組の取材から感じていました。今日は抽象的な内容で失礼しました。良き金曜日を!僕はジムに行ってきます。

 

RYOJI

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