世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

中東の情勢


Middle East - A Year of Edits
 Peter Miller

 

こんにちは。私はフィリピンにおりますが、ISILに拘束されていた後藤健二さんが彼らの手によって殺害された動画があがり、最悪の結果となり、ご遺族の気持ちも考えるととてもやるせなくなっておりました。また、今回の件でヨルダン政府が交換条件として解放を求めていたパイロットも焼死するという酷い形で亡くなっていたことがわかりました。

 

こういう事件になると日本も他人事ではないと言われますが、ISILに限らなければ、中東の過激派には歴史的に日本人は50人近くが拘束されてきているらしく、一般人は今も昔も身近に考えないといけないと個人的に思うのでした。

 

今回、彼らは欧米や日本を対立軸に出していましたが、アメリカ、イスラエルサウジアラビア、イラン、ロシアなどの国々の複雑な中東における対立構造が、ああいった組織を生んでいるのではないかと色々と考え始めたので、今日は中東情勢を少し整理してみました。

 

常に情勢は変わるものなのですが昨年の知識で、また日本人としての視点も若干含まれますが、考えていこうと思います。

 

日本が中東と一番関係が近いものとしては、生活に欠かせない石油だと思います。主に日本へ石油を輸出しているのはサウジアラビアカタールアラブ首長国連邦クウェート、イランなどの国です。これら石油輸入先の国々と金額からして、中東情勢とは無縁とは言えないと思います。例えばサウジアラビア(スンニ派)とイラン(シーア派)はシリア情勢への立場からしても対立が度々あります。

 

しかし、一番大きいと思うのは日本が戦後から基本的に協力してきたアメリカ合衆国という国。アメリカは中東情勢に必ず関わって影響を与えており、中東の組織(例えば、ISILやアルカイダ)に裏で関わっているのでは・・・?っという憶測まで飛び交っています。

 

そのアメリカはサウジアラビアとも良好な関係を続けていて、またイスラエルに支援をしている国という点も大きな影響を与えています。そのため、この三ヵ国と、反対の意味でこの3か国と対立をしてきたイランが中東情勢に与える影響はとても大きいと感じています。

 

アメリカはまたシリア情勢では自由シリア軍反政府軍)を支援していて、イラク、トルコ、シリアなどにまたがって暮らしているクルド人も支援していました。このクルド人トルコ政府の対立は続いています。

 

また、アメリカが支援しているイスラエルは、ご存知の通りパレスチナガザ地区ハマスと敵対関係が続いています。そのため、イスラエルが平和条約を結んでいたエジプト(現シン政権)とハマスは対立関係にもありました。また、イスラエルはイランとも長年対立をしています。(この両国の民間人同士が友情を謳う動画はYouTubeで以前感動を生んでいました。)

 

シリア政府(アサド政権)は中国やロシアなどが支援してきて、アメリカなど他の常任理事帰国との言い争いがよくニュースに上がったのは記憶に新しいです。このアサド政権やイラクの現アバディ政権に敵対する形で勢力をあげているのがイスラム(ISIL)という存在で、イラクフセイン体制時代の人々が中核を握っているとも言われていました。今はイラクやシリアの一部を支配地域に治めています。

 

このイスラム国へはアルカイダの一部やアフガニスタンのガニ政権と争っているタリバンそして隣のパキスタン政権と対立する反政府組織が協力をしているとも言われています。このアフガニスタン政権とイラク政権は共にアメリカが支援がしています。

  

以上、形骸的には何となく理解はしているのですが、この混乱の原因は石油の絡む利権が一番大きいと思います。そのため、実際にこの各国の利権を一般市民が学ぶことで各リーダーの対話を促す必要があるのかなと思うのでした。また中東を「危なそう」や「イスラム諸国と欧米諸国の対立」と一言で片づける人が減るきっかけになれば良いかなと個人的な知識を下に書いてみました。

 

最後に個人的な実感も含めて、日本は原爆投下をされた歴史などがあるためアメリカの被害者という認識もあって、アメリカの同盟国という立場でもバランス良くこれらの国々と関係を気づいてきたように思います。しかし、日本は今回イスラエルと連携を固めるなど声明を発表した時期が悪く、過激派に口実を与えるきっかけにもなり、今回の事件が起きるきっかけにもなってしまったとも個人的に思うのでした。

 

いずれにせよ、宗教や民間同士の交流と政治は別であるのは間違いないので、イスラム諸国に過度なマイナスのイメージが生まれなければ良いなと思います。

 

RYOJI

 

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