世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

Blablacarというカーシェアリング


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(写真はサンクトペテルブルクエルミタージュ美術館より)

 

こんにちは。僕がロシアのサンクトペテルブルクのホステルに泊まっている時に、ルームメイトのモスクワ人の若者が僕に興味があったみたいで話しかけてきました。彼は英語を使いたかったり、外国に興味があるタイプの人でした。

 

寂しかったのか、僕がサンクトペテルブルク市内を観光する時に一緒に来たいと行って少し一緒に歩くことに。そして、一緒にお昼ご飯を食べていたのですが、その時に彼はモスクワからBlablacarサンクトペテルブルクへ来たと言っていました。ロシアでもBlablacarが普及しているんだと驚いたので、今日はそんなBlablacarについて書いていきます。

 

Blablacar(ブラブラカー)とはカーシェアリングの一つで、主にヨーロッパで流行となっていたものでした。僕はスペインを一周している時、スペインの友人がよくBlablacarで 移動していたことから、その存在を知りました。

 

これは有料版のヒッチハイクのようなもので、インターネット上でドライバーが、例えば「東京から大阪まで一人10ユーロ(3名まで)」と言った形でヒッチハイカーを募るシェアリングエコノミーです。

 

そして、メンバーはドライバーから指定された集合場所に行って待ち合わせをします。(決済方法はクレジットカードだったかと思いますが利用される方は念のためご確認お願いします。)欧州では英語を理解できる人や、相乗りが外国人のケースは多いと思いますが、SMS等で細かいやり取りもあるため現地の言語を使えていた方がより安心だと思います。

 

僕は、バスの路線がなかったり、金欠の時に最後の手段として利用しようと思っていましたが、特に利用する機会はありませんでした。また、欧州ならそこそこの大きさの都市間であれば毎日のように募集している人はいると思いますので、最終手段として皆さんも考えてみるのも良いかもしれませんね。

 


Easy car sharing with BlaBlaCar, the UK's leading low cost travel community | BlaBlaCar.com

 

このBlablacarをそのロシアの若者は使っいたのです。そして、僕は「欧州だけでなくロシアでも普及しているんだ~」と驚くのでした。彼は高校を卒業したばかりで旅をあまりしたことがないようで、一緒に歩いている時に「今日モスクワ行くんだよね?チェックアウトしたの?」と聞くと、「チェックアウトって何?」と言って、僕がそれについて説明すると急いでホステルへ戻っていきました(笑)

 

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彼は家族とロシアのイルクーツクは旅をしたことがあるようで、これからモスクワの大学で薬学を学ぶそうですが、旅をいっぱいしてほしいなと思うのでした。

 

モスクワからサンクトペテルブルクの距離(700km)はまだBlablacarが利用できる範囲だと思いますが、ロシアは面積が大きい国なので、何日もかけるような長いコース(例えばハバロフスクからイルクーツク間など)では喧嘩が起きそうですね(笑)

 

日本はこういった相乗りサービスはまだ普及していないと思いますが、これから生まれていきそうな気もするのでした。ちなみに日本や世界ではUberというタクシー配車サービスは現在話題になっています。

 

Uberとは、Uberというサイトに登録しているタクシードライバーが、Uberユーザから指定を受けた場所へ行き、指定された行先まで運転してくれるサービスです。タクシー営業の許可が取られていなかったり、Uberでお客さんを乗せた方が運転手さんの得られる報酬単価が高いという話もあるようで、世界でタクシー業界との対立が起きているようです。

 

ちなみに、この若者の出身地であるロシアでは白タクが多いのか、或はタクシー規制が緩いのかわかりませんが、ウラジオストクではロシア人の友人は普通の車を捕まえて、値段交渉をして車に乗っていました。

 

僕が「これはタクシーじゃなくて、白タクだよね?よくわかったね。危なくない?」と友人に聞くと、「この通りでは多くの一般のドライバーがやってると思う」と言っていました。ここでは、Uberが誕生する前からアナログで日常的なやり取りが存在していたと言えるかもしれません。以上、カーシェアリングについてでした。

 

RYOJI

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