世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

求めるものは多様性


Fuji-san - Hakone
Jeff Laitila

 

こんにちは、今日は僕の妄想に近い話で失礼します(笑)「誰に、何を与えることで、どういう価値を提供したいか?」という問いは自分自身にとっても、自分で事業を立ち上げるとしても、重要な考え方の1つかと思っています。

 

それを見つけるには、今自分が持っている「社会に対するこだわり」が肝心になってくると思いますが、そのためには「自分がやりたいことを整理する」必要があるのと同時に、逆のアプローチとして「今の社会に不満があることを整理する」必要もあると最近考えています。

 

皆さんも好きなことと嫌いなことをノートに書いて挙げてみるとわかると思いますが、自分が好きなことも嫌いなことも、そう感じる根本の軸は共通だったりします。自分の場合は、まだ何となくですが「多様化社会の実現」というのが根本にあります。つまり多様化してると面白く、多様化していないと面白くないと感じるようです。

 

日本社会が原因なのかはわかりませんが、僕はなぜか中学生くらいに「クラス」という世界の狭さに疑問を持ったことがありました。自分は井の中の蛙じゃないかと。小学生・中学生は学校や家族以外と関わることが殆どないので、今考えると当たり前のことなのですが。

 

つまり、彼らは学校という所が「世界」になっているため、例えばイジメられている子は余計にその環境に絶望しがちです。今では学校も転職のように合わなかったら転校できる緩い社会でも良いのでは?とは思いますが、世界はもっと広いからそんな小さな学校単位で悩まくていいよと言ってあげたい感じになる時があります。

 

今はインターネットの普及により、あらゆる考えの人がどんな国の人とでもコミュニケーションが取れる多様化した社会にはなっていると言われますが、リアルの世界ではそれを完全に実感できる人はまだ僅かだと思います。インターネットを利用することで、狭いコミュニティでよりつながりを深めるか、新しい視点で広げるかはそのユーザの性格で分かれますので…(恐らく前者の方が強いでしょう。)

 

また、土地という物理的な広さで考えてみると、まだ人は「地域のコミュニティ」や「」の考え方や風習に縛られやすいと思います。例えば、僕が日本人や隣国の韓国人とアルメニアの旅行の話をした場合、どちらからも不思議がられると思います。

 

また、日本のV系バンド好きのウクライナの友人は、周りに興味がある人がいなくて一人で楽しんでいたりします。その友人の友人は日本と中国の区別をつかない人も多いので、自分の趣味を話す時は説明するのにかなり面倒だそうです(笑)

 

そういうエピソードなどから、日本人だと東アジアや米国、タイは東南アジア、インドはバングラデシュやパキスタンなど、ヨルダンはアラブ諸国、ロシアは旧ソ連諸国、フランスはヨーロッパ諸国、アメリカは北米、ドミニカ共和国はカリブ諸国、アルゼンチンはラテンアメリカ諸国などなど、そういった地域に縛られた形で世界を捉えがちな印象があります。

 

もちろん、僕の思い込みもありますが、こういう価値観を変えていてくために「多様性」が生まれる社会が来ると面白いなと漠然に思っています。そのため、旅行で出会った人に「初めて日本人と話した」という経験をさせることができると特に面白いですし、そういうことに度々挑戦しています。(現時点で特別なスキルがない僕は世界的には「ただの日本人男性」でしかないので…笑)

 

例えば、チリの一般人と話していた時、その人は東洋人は日本人よりも中国人という印象がずっと強かったのか、僕が日本人だと言っているのに中国人として僕をずっと見ていました(笑)その人にとっては東洋にあまり興味がないからですが、興味を持った方が視野が広がるし、僕としても多様な世界を知って欲しい気持ちがあるので、その人に日本を教えるのは楽しかったです。

 

幸い自分は「日本」という自国が好きなので、世界で「日本人」としか見られないことはそれほど苦ではないので、このアイデンティティを利用して世界を知ってもらおうと悶々と模索しています。

 

例えば、日本に興味があるということで僕に興味があるロシア人がいるとした場合、もちろん彼らに日本についてFacebookなどのSNSを通して伝えますが、最終的には他の国(世界)についても紹介することをゴールにしています。旧ソ連系の世界の捉え方や価値観で凝り固まっている一部のロシアやカザフスタンの人の中で、たまたま日本に興味があったことで僕を知り、違う旧ソ連以外の世界も知る、そんな役割を最終的にはできたら面白いなという感じです。

 

そのため、日本というコンテンツ(主に旅行分野)をしっかり自分の中で固めてから広めることを第一ステップにしたいと思っています。そのコンテンツを広める対象は、今では僕が勝手に考える日本が属する文化圏の外であるヨーロッパや旧ソ連系諸国になっています。色々な理由があって。

 

逆に日本国内で考えても、最近変に日本や外国を意識し過ぎな人が増えていたり、ゆとり世代団塊の世代などの世代間の論争、血液型などを気にしたりする文化など、僕としてはこうしたすごいフワフワした概念で人を捉える環境は「多様性」を狭めて退屈な気持ちになったりします。

 

しかし、日本の旅人やエンジニアは国や地域という枠にマイナスな形で捉われない人が多いと思っているので、旅行や技術を通して世界に多様化を促す・・そのような事業を考えていければと漠然と思っています。

 

…と今日は僕個人の話が進み過ぎたので、この辺にしておきます(笑)皆さんはどんな社会を望んでいますか?自分の好きなことと不満なことを同時に書くことをおすすめします!

 

RYOJI

 

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