世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

すぐ行動に移せない時の対策


Shibuya Scramble Crossing
Photo by yoshikazu TAKADA

 

昨日は怠惰について書きましたが、今日は怠惰な自分への自戒の意味を込めて「考え方」について書いていきます。

 

色々な情報を得てもアウトプットしないと本当の自分の知識にならないように、いくらHow to本を読んでも、実践ができない人が殆どです。

 

最終的に、それを行動するか、行動しないかという自分自身の決断力に拠るからです。

 

組織の場合は上司やお客さんの指示があり、殆どの人は他人からの圧力が働くので面倒くさい場合でも行動に移せます。やはり人との関わりは社会的に重要です。

 

しかし、人生を豊かにしようと思うこと程、他人ではなく自分自身で変えていかなければならない課題が多くなってきます。そのために、人から言われたことよりも、自分で決めたことは後回しできる機会も多く、行動に移すことが面倒になる時があります。

 

かくいう僕も、自分自身でやらなきゃいけないとわかっているのに中々行動に移せないタイプであり、対策を講じているので下記に症状や対策について、まとめてみました。

 

・何気なく続けていることは、1ヵ月くらいで日常化する

怠惰な僕でもInstagramを2年間、ほぼ毎日旅行の写真をアップロードしていますが、もう癖の領域になっています。お風呂から出て髪をタオルで吹いた後に、そのInstagramタイムが始まります。アップする写真が足りない時はとても嫌な気持ちさえします。

 

そのため毎日続けていることの1つとして、このブログの更新も続けています。要するに物事は何気なく小さなことから少しずつ続けることがカギなのかなと感じます。そのヒントはすでに自分の行動から現れているかもしれません。

 

・何気なく行動するために必要な「作業興奮」というメカニズムがある

作業興奮とは、作業しているうちに興奮してやる気に変わるという心理学的用語です。例えば、掃除は掃除をするまでは面倒くさいが、実際始めてしまうと隅々まで気になって結局しっかりと掃除をしてしまう状態を言います。

 

このブログにしても、書き始めているうちに当初予定していた記事から派生して違うネタがどんどん浮かんでくることがあります。そのため、この「作業興奮」というメカニズムを利用して、取りあえず何となく始めてみることが人間の行動には重要なんだなと気づきます。

 

・行動をスムーズに開始するために必要な考え方

1.やる気スイッチを押さないこと

よく僕が最近考えていることです。「よし、やるぞ!」って気持ちを入れようとするとそれがプレッシャーに感じてしまい、逆にやる気が下がってしまい持続しないことがあります。こう言うと自分がすごい怠惰に感じてきますが、本当です(笑)

 

また、「明日はこれとこれやらないとな~」って考えてマイナスな気分に陥った場合は、当日にやる気がより出なくなる危険信号です。なので、あれこれと考えず自然とそれに取り掛かって作業興奮を出すことが大事です。つまり「掃除したくない~」と考えながらも、すでに掃除機を持ち出してしまっている状態が大切です。

 

2.取りあえず体を動かすことが大事

 

これは多くの人が言っていることで、走ったり鍛えたりと体を動かすことによって、やる気が出てくるという説です。ただ、「仕事を集中するために、体を動かしてやる気を出すぞ!」という目的の行動だと、1で記載したやる気スイッチと同じで、体を動かそうとする時点で、(恐らくその時は嫌に感じているであろう)仕事のことについて考え始めて、逆にやる気を失う可能性もあるので、全く違う理由で最初は体を動かすことが良いとは思います。

 

3.人に宣言してしまう

 

自分でこれくらいの間ならできると思っていることを知り合いに告げること。自分自身の問題だとはいえ、これは他人を絡むため、仕事で指示された時と変わらずに、すぐ行動に移しやすくなります。

 

4.時間を浪費する悪い習慣が出てきたら瞑想!

 

僕は前述したInstagramに毎日投稿していることは別の言い方をするとSNS中毒とも言えるかもしれません。要するに他に優先度が高いタスクがあるのに、YouTube、テレビ、Facebookを少しの間観てしまう、そういったマイナス面は誰にでもあるでしょう。

 

脳のリフレッシュとしてボーっと見ていることは少しは良いと思いますが、やりたくないのを理由に、それらを手を出してしまう場合は悪い習慣です。その瞬間に瞑想にあてましょう。瞑想は意外と早くリフレッシュできます。

 

5.やる気が出ない~!と考えてる自分をとことん不愉快に思う

 

自分はよくやっていますが、やる気が出ないとウダウダ頭の中で考えます。そうやって考えている自分に「面倒くさいヤツだな!」と思うようにしています。他人もそう思うでしょう。実際に行動に移さないで後悔する姿は明白ですし、その時のことを考えるとすごいリアリティを感じたりするものです。

 

そのため、やる気がでない信号が出たら取りあえず歩き出したり、一歩動くということを習慣化させようとしています。そのため、ほんの少しだけですが、面倒くさがっている時にすぐに何かを取りかかろうとするトリガーが出来ています。

 

6.上記1~5を習慣化させて成功体験を蓄積する

 

前述の思考を習慣化して、その成功体験を事前にまとめておく。「昨日は僕はこの能力を自分で高められた。だからもっとできるはずだ」という小さな成功体験を積み重ねていくことで、スムーズに行動を開始するきっかけとします。しかし、この作業は失敗体験も同時に思い出してしまうことがあると思うので、失敗を失敗と思わない人は特に強いなと思います。

 

7.やる気が起きない時は、そもそも必要がないと心では気づいていることかもしれない?

 

やる気が出ない理由として、社会的通念などに影響を受けているだけで自分では本当は必要と感じていないことがあると思います。特に日本の多くの人は、成長志向が強い人が多く、電車の広告を見ているだけでも成長への誘惑があちらこちらにあります。でも、こういった環境は自分のやりたいことの本質を見つ直す機会にもなります。

 

社会的通念とは僕が勝手にネーミングしている考え方ですが、例えば「モチベーションの上がるセミナー」や、「素晴らしい話」を聞いた直後は、多くの人が感銘を受けているので、彼らと同じような行動に走ろうとします。しかし、殆どは自分とそもそも状況が違いますから長続きはしません。そういった類の物として個人的には位置づけています。

 

そのため、甘い言葉が書かれている自己啓発本はあまり手にしない方が良いと少し考えます。何か行動するにしても、本人に取って具体的な目標が大切です。

 

以上、あくまで自己啓発として考える行動にも関わらず実際には行動ができない場合の対策でした。そのため、人から指示を受ける仕事とはまた別の状況での話なので、自分が疲れているのにも関わらず、無理して行動しようとすることは避けてくださいませ!


RYOJI

 

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