世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

不安解消にはリスクヘッジしかない


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Photo by Miguel Librero

(考える人は、右肘を逆の左膝に乗せるという不思議なポーズをしています)

 

さて今日は旅ブログにしては保守的で少しライフハック的な内容で書いていきます。僕は20代特有なのか漠然とした不安悩みが襲ってくるタイプだったりします。時間がある時に悩みがフッと現れることが多かったので、「暇だから悩んでいるんだろう」と思っていましたが、仕事で忙しい時も仕事の不安はしっかりと現れてくれました(笑)

 

個人的に人間の最大の不安事項だと考えている「」に関しては、今の医療技術ではまだ人間は長くても100年で必ず死んでしまう摂理なのでどうしようもないことですが、そんな限りある人生こそ不安に対するリスクヘッジを常にかけていくことは人生を豊かにする面でも大切と思っています。

 

不安というのは、その事実を受け入れず目を背けていると何に対して悩んでいるのかがよくわからず、延々と漠然としたものがやってきては前に進めなず時間を不毛に消費することが多いです。

 

そのため、まず不安をありのまま受け入れる耐性が必要で、それを続けていくことで徐々に何に対して自分は不安に思っているのかと具体的なものとになり、モヤモヤ感がなくなると最近は感じています。真剣に向き合うのはつらいですが不安は決してなくならないものだと諦めてしまい、モヤモヤしない方を選ぶ方が結果的に前向きと感じています。

 

よく安定した生活とか不安定な生活と区別して言われることがありますが、これもとても曖昧なので、しっかりとした定義付けが必要だと思っています。特に今までの日本では、何か正解の道があり、それと外れた道があるような語られ方がされることが多かったように思います。

 

例えば日本は大多数の人が歩む「人生モデル」のようなものがここ30年間はありました。安定と言えば有名大学卒業して、大企業に入って、結婚して、住宅ローンを組んで、定年退職して退職金と年金をもらって、最悪は子どもに介護してもらうようなモデル。これらは安定した生き方と言わていました。

 

自分の中で安定とは何か?と考えずに、僕もこういう生き方をしようと一瞬思ったことがありましたが、なぜか心の奥では不安でありました。その不安を受け入れてしっかり分析してみると、これは今の人口構造だから支えられている仕組みであって、自分達が同じモデルを歩むことはかなり難しい、逆にこの道は不安定な道だろうと考えていたからでした。そして、何よりもなど今自分のやりたいことを制限してまで選ぶほど大切な道には感じられませんでした。

 

しかし、これも個人的に推測した未来で正しいかは死ぬ前にしかわかりません。でも自分自身でそう考えていることに意味があると思っています。そして、これからも常に自分自身で考えまくることが重要だと思っています。特に僕は本当に面倒くさがり屋で、考えるのも面倒くさいことが多いタイプだったので、隙を見せると周りに流されてしまう可能性が高いからです(笑)

 

どうせ同じストレスになるのであれば、考えるのが面倒くさいという思考はすぐ止めて、とことん考えて行動して不安を少しずつ消すしかないことになります。お金の例で考えると、投資家の多くはリスクヘッジという考え方をしていますが、個人的に生き方の参考にもなります。それは不安に対して何かしら手を打っていること、そして優良な投資家ほどその情報収集と行動が早い所です。

 

例えば

・(資産家はペイオフ対策で)いくつかの銀行へ預金

・株式投資

・外貨建て

ベンチャー企業への投資

・自分で起業する

 

などで運用をしています。しかし、日本人は貯金だけをする人が多いとも言われており、銀行預金だけで運用している人が大半を占めているといいます。銀行を否定する訳ではないですが、ゼロ金利の時代に銀行に預けるメリットがあまりないと感じている投資家はいるということです。

 

もちろん投資家はお金を増やすことが本業だから当たり前の考えではあるのですが、僕は昔に何も考えずに取りあえず貯金していることに気づきました。そしてATMの手数料で今までのトータルで4000円くらい払ってきたかもしれません。それは本当に意味のない出費です。そういった小さなことも解消せずに、「日頃お金がない~」と悩むのは生産的ではない筈ですね。だから、考え続けるしかありません。

 

優良投資家の一つの投資を見るとリスクを冒しながらリターンを求めているように見えますが、その一つの投資を、他の投資でカバーして(全資産から考えると)リスクを分散させている所が僕と違うなと思います。

 

つまり何か挑戦することは大事ですが、その1つが失敗しても、人生全体で考えるとそこまでリスクにならないように他の所でカバーする生き方というのが重要に思います。

 

現に日本のサラリーマンで、自分の企業だけの業務では将来が不安ということで、人脈を作ったり、自己投資や株式投資を行ったり、そして他の副業を始めている人が増えていると聞きます。

 

自分にも言い聞かせているのですが、不安を解消するにはいくつか新しい行動を始めて布石を作っておくしかありません。僕は漠然とした不安は大きく「死」、「お金」、「人間関係」、「コンプレックス」などに分けられると思っています。

 

「死」に対する恐怖が強い人は健康食品に詳しくなって長生きを目指すのも良いし、「お金」が心配な人は本業とは別に、今の内に英語やプログラミングを学んでおく、携帯などの無駄な出費を見直し、それで見直せた出費を株式投資に回してしまうなど。

 

「人間関係」で言うと、寂しがりやな人は狭い人間関係だけで終わらせないために、様々なコミュニティの人と交流をしていく。そうすることで、例えば公園でママ友に嫌われても、別のベルギービール好きのコミュニティの人とは仲良くやっているから大丈夫と安心感が得られます。「コンプレックス」は、自己嫌悪の表れなので、諦めず少しずつ成功体験を作り、自分に自信をつけることで解消していくなど。つまりはリスクヘッジ

 

しかし、常に自分が捉えている世界とは本当に狭い視野という欠点があります。世界旅行をしても同じことに気づかされました。なので、布石を作るにしても常に自分自身で考えて多くの選択肢を知ることと、そしてそれに対する行動力が重要だと自戒の意味もこめて感じるのでした。複雑なことこそシンプルに。

 

RYOJI

 

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