世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

ベルギーの言語!


Liège
ベルギー南部ワロン地方の工業都市リエージュ

 

旅行すると、行く前に抱いていたイメージと実際に行った後のイメージが変わる所が面白いのですが、ベルギーもその国の1つでした。

 

個人的にベルギーと言えば食べ物を最初に思い浮かべ、ワッフル、チョコレート、100を越えるビールの銘柄など食の国のイメージがありました。このイメージは想像以上でとても美味しかったですが、それ以上に言語事情を知ることで地域によって特色があることを実感したことが面白かったです。 

 

僕にはシドニーで知り合ったベルギー人の友人がいました。彼らは世界一周航空券(同一アライアンス間の飛行機のみを利用して、世界一周する形で片道航空券複数枚をセットで購入できる格安券)を利用し、アメリカ、オーストラリア、東南アジア、日本を重点的に旅行していました。日本に長い間滞在する予定もあって、オーストラリアにて日本人である僕に関心を持ってくれました。

 

そして旅をしている時に・・

 

自分:「ロシアだけ旅行しようと思っていたけど、すでに欧州に来ていて、ドイツからベルギーまで行こうと思っているよ!」

ベルギーの友人:「本当?Verviers駅(日本人にとってフランス語で発音するのが難しい単語・・笑)に来れたら、会おう!」

自分:「(よく知らないけど)ドイツから近いみたいだし行けるよ!」

 

ということでドイツのケルンからアーヘン経由でベルギーへ入る。友人が車で迎えに来てくれていました。友人は少しここから南にあるMalmedy(マルメディ)という街に住んでいます。

 

自分:「迎えに来てくれてありがとう!所でベルギーではありがとうって何て言う?」

ベルギーの友人:「Merci!」

自分:「Merci!所でここフランス語圏なんだ」

ベルギーの友人:「そうだよ。ここワロン地方だからね。」

 

そう、ここはワロン地方と言われるベルギー南部に位置する地方に位置し、フランス語が主に使われている地域だったのでした。僕はベルギーの言語事情をあまり知らなかったので、(ベルギーの方には失礼ですが)オランダ語が主流の国かと思っていました。

 

ヨーロッパは陸続きに多くの国が密集している地域なので、言語や文化は国境を越えて入り混じっているのが特徴的ですが、1830年に独立したベルギーも周辺国の影響を受けているんだなと興味深かったです。

 

独立当時はフランス語が主流でありフランス語のみが公用語とされましたが、20世紀に北部の影響力が増し、オランダ語公用語としても認められることになります。また、ワロン地方東部にあるドイツの国境沿(ドイツ語共同体)では、少数ですがドイツ語が話されています。そのため、現在ベルギー公用語として定められているのはオランダ語・フランス語・ドイツ語の3ヶ国語となります。

 

言語と政治は影響するものなのか、ベルギーは連邦制を取っており、政治や教育に関してもこの3つの言語圏で分けられています。つまり友人をベルギー人と見るよりもワロン人として見てあげる方が喜ぶかもしれない・・とフッと気をつけるのでした。

 

また、実際にこのワロン地方を歩くとフランス語とは違う言葉を耳にすることもあります。それらはワロン土着の言葉で、特に年配者に使用されているようでした。

 

オランダ語、フランス語、ドイツ語に加えてベルギーには土着の言葉があることも考えると、言語事情はとても複雑です。そして、英語に関しては年配者はあまり話せないようでした。

 

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首都のブリュッセルは北部フランドル地方に位置しますが、オランダ語だけでなくフランス語も通じるようにと「併用地域」になっています。元々オランダ語圏ですがフランス語の方が多く話されているのを見ると、ワロン地方から訪れる人が多いのかもしれません。

 

そして、ブリュッセルには国際機関も多数あり、外国人滞在者も多いため、僕は英語は特に問題なく使用できました。以上、ベルギーの言語事情でした。

 

RYOJI 

 

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