世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

世界一周や留学を考えている大学生に向けて


Student Orientation
Tulane Public Relations / Student Orientation

 

今日は外国に興味がある学生や就活生に向けて書いてみたいと思います。

 

自分は東京の中堅?と言われる大学を卒業し、自分にスキルはないから皆と同じことをするしかないと思い就活をしました。しかし、その考えが甘かったのもあり、就活はとても難しいものでした。周りがとてつもなく就活の準備をしていたのと、面接そのものが苦手だったからです。また、2011年入社組は内定率が直近で最も低い年でした。

 

自分は最後まで格好悪いと思ってボランティア経験などを自ら言わなかったが、それを着飾りながら堂々と言う就活生達にカルチャーショックを受ける場面も。面接が終わった後に「すごいですね・・」と尋ねてみると、就活のためにボランティアを経験したなどの異常な世界も目の当たりにしました。就活の面接はエンターテイメントの世界のようでした。

 

 

自分は面接がピークになる3月や4月にも就活だけで終わる大学生活は嫌だな・・ということでライブ活動を継続していたので就活だけ専念した時間は少なかったのですが、何とか内定をもらうことに成功。

 

そんな就活の終盤と同時に、僕は海外旅行に関して興味を持ち始めていました。それまではサークルなどのいわゆるキャンパスライフを重視していたので、旅行についてあまり考えていませんでした。しかし、すでに大学3年生で卒業単位を取り終えていたのもあって時間を作ることができたからです。

 

元々日本国内や中国・台湾・タイなどへは旅行をしていましたが、社会人になると時間がなくなると思い込んでいたので、「今のうちに行っておこう!」と思ってインドや中東や南米などなるべく遠い国に行くことを決め、兄からお金を借り世界一周を実行しました。

 

しかし、旅行の終盤であるロサンゼルスからハワイの機内だったかで、「やっぱり旅行がし足りないな」と考え始め、3年で仕事を辞めて再び旅行を開始することを決意しながらの入社に。就職後は借りていた旅行資金を兄に全て返済しつつ貯金。そして予定通りに仕事を3年で辞め旅行開始して今に至ります。僕のような理由ではなくても、転職やストレスなどで3年で仕事を辞めていく人が多いのが今の労働市場であったりもします。

 

他の先進国の状況を見ていると、当たり前ですが日本人は日本で就職するのが一番簡単で安全なのだということは実感しております。見栄さえなければ、東京など日本の大都市はまだ仕事が諸外国に比べて多い地域なので恵まれている環境ですし。

 

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そのため「外国へ長期旅行がしたい!」「やっぱり1年間留学がしたい!」っていう学生がいて、お金はあるが就活を理由に悩んでいるというような人がいたら迷わず僕はお勧めしますね。

 

(しかし、その資金の貯め方には気を付けてください。日本よりも外国で自分の資産を使う予定がある場合は、円安の流れがある場合は予めドル預金などにしていた方が良い場合もあります。僕は安倍政権に代わる前に日銀法の改正に期待していて円安になることを予想しており証券口座を開いていました。投資信託で僅かな資金をまわしていたものの、ほぼ全て都市銀行に円預金していたため後悔しています。市場に「~たら」とか「絶対」とかはないですが、今の円安状況でずっとドル預金をしていたらもう1回ヨーロッパ周遊できたかなと思います(笑))

 

悲しいニュースですが、日本の学生で就活を失敗したことによる自殺者が出始めているようですが、世界では失業率は日本より悲惨な状態な国が多いにも関わらず、そういう人は少ないです。死ぬのは本当に勿体ない。不幸に思ってしまうのは、学歴など何かしらのプライドを気にしているからなのと、日本以外の国を知らない所もあります。日本の都市はまだ転職事情も恵まれていて、現に僕のポーランドの友人はアイルランドで仕事を探して頑張っています。お互い失業者同士、アイルランドのダブリンで楽しくお酒を飲んでいましたよ!(笑)

 

旅や留学等で周りより就活が遅れたとしても、むしろ就活にも良い結果を与える経験になると思います。実体験を自分の口で面接官に語れるということは大きいと思いますし。

 

仕事と関係のない学生時代の体験と学歴だけで正社員として雇ってくれるのは日本の新卒採用だけの特権だと思うので、起業や外国でインターンをする予定などがなければ、日本で就活することはとても良いことだと思います。(統計では現在は非正規雇用者は40%近いので、そもそも正社員という考え方自体も将来的には無くなると個人的に思っていますが。)

 

外国で就労ビザ(外国で働くことができる権利)を発行してくれそうな会社に就職するなら、まず外国人というペナルティーがある上で、その国の言語を話すことができて当たり前、そしてプラスしてスキルと経験が必要と世知辛い世の中ですから。

 

ただ、「自己分析」や「自分の軸」、「成長とは何か」などの具体性がないフワフワしたことを考える時間が就活時期は多いので、そういったことを何も行動せずに考えている時間があったら、どんどん色んな経験をして欲しいと思います。僕は時間を当時無駄に使ってしまったと後悔しています。就活中に行っていたバンド活動の思い出が救いになってはいますが。

 

最後に、日本だけにいると周りが気になって、自分は何しているんだろうと思いやすい人は多いですが、海外旅行や留学などで出会う人は色々な境遇な人がいるので、日本のようなステレオタイプの就活生がいることはありませんし、同胞の日本人も様々な人がいて面白いです。

 

こういった経験によって日本と外国を比較できて日本社会を冷静に見ることができるようになることは大きな経験になります。お薦めします。ただ責任は取れないので、何か旅行に関して、または旅行して後悔したこと(笑)など質問がございましたら、ページ右側プロフィール下にある「問い合わせフォームより」にお気軽にご相談ください。

 

そして、最後に宣伝みたいになってしまい恐縮ですが、それに関連して旅行に関するプランニングなどのご相談ページを外部サイトでも始めてみましたので、もし良かったらご覧くださいませ。失礼しました!

 


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