最も日本に来る外国人旅行客は?
一昨日、日本人の多くが渡航先として選んだ国のランキングについて、こちらに記載しました。そして、日本の観光関係の方が気になるのはやはり訪日外国人について。
僕も多くの外国人に日本に興味をもってもらいたいという気持ちがあるので、前回の記事と同じく今回も日本旅行業協会が出している「国・地域別訪日外国人数の推移(2013年)」を調べてみることにしました。
【訪日外国人出身国別ランキング5】
1.韓国 (2,456,165名)
2.台湾 (2,210,821名)
3.中国 (1,314,437名)
4.アメリカ (799,280名)
5.香港 (745,881名)
・アメリカを除いて周辺国から来る観光客が圧倒的に多い
やはり隣国の韓国人観光客が一番多く日本へ来ていて、トップ5を見ると地理的に近い東アジアから来る観光客で殆どを占めています。日本と結びつきが強いアメリカから日本へ来る観光客も多いようです。しかし、なぜか僕はアメリカの観光客とあまり会ったことはありません。(個人的な話ですがヨーロッパ各国の人と会う方が多いかもしれません。米軍などの関係の方が多いのでしょうか…)
・円安により増加傾向
世界的な円安の中で、どの国も安倍政権発足前より観光客が増えています。しかし、中国は尖閣諸島などを巡る日中関係の悪化が影響しているのか、2013年は前年と比べて減っています。
・観光ビザの要件により観光客は増減する
次に観光客の増減はビザの条件によってもかなり左右しているように思います。例えば現在タイ人観光客はビザ無しで日本への旅行ができるよう緩和されており、現にバンコクで添乗員をしているタイの友人は日本行きツアーの仕事で今年はかなり来日しています。また実際に観光客総数としても増えています。
日本人はビザ無しで旅行できる国が多い国籍ですが、逆のケースは少し厳しいです。例えば、ウクライナ人は日本へはビザ無しで旅行はできないが、僕たちはウクライナへビザ無しで旅行できると言った差が色々な国で見受けられます。下記が日本へ入国する際にビザが要らない国籍の一覧です。
中国人観光客のビザは少し緩和されていくようですが、今までビザ要件が緩和されていなくてもこれだけの観光客が来ていることのを見ると、潜在的にはもっと訪日を考えている中国人観光客はいると思います。
日本の近隣諸国でこの中国に加えてロシアもビザが必要な国ですが、ロシア(特に極東)に関しても日本への旅行に関心のある人が多い国であり、年々観光客が増加しています。彼らはビザ取得のために旅行代理店に全てを頼み、ツアーという形で来ることが殆どですが、ビザが緩和された場合は、個人観光客もかなり増えていくように思います。現に韓国はロシア人に対しビザなしで旅行できるよう緩和していて、観光客を多く受け入れていたりします。
以上、これから訪日外国人旅行者について予測を立てる場合は為替状況に加え、このビザ要件も左右する事項のように思いました。こればっかりは政治的な問題であり、民間レベルでは対処のしようがありませんが、これからも僕は日本への観光客ができるだけ増えて欲しいと思っています。
RYOJI
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