世界の記述

タイトルはマルコポーロより。旅行を主とした日本と世界に関するブログです。たまに政治・経済もあり。

旅行先を選ぶ基準は「適当」そして「友人」


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(写真はシドニーのハーバーブリッジ。ここで2014年新年の花火を見る。)

 

僕が旅先を選ぶ時はあまり拘りを持たず、今まで下記の通り外国を旅行してきました。皆さんの海外に対する不安が解消し、外国に沢山行くきっかけになればと思い記載していきます。

 

・日本(2001年~2014年)

山形・秋田・山口・九州(沖縄除く)以外の都道府県。島嶼部は利島・伊豆大島・八丈島・厳島佐渡島猿島など

・世界一周時(2011年)

シンガポールカンボジア、インド、エジプトヨルダン、イスラエルパレスチナ、トルコ、イングランド、スペイン、アルゼンチン、チリ、ボリビア、ペルー、アメリカ

・単純往復(2009年~2013年)

韓国、台湾、中国、香港、マカオ、タイ、ドバイ(UAE)、ギリシャフィンランドエストニアポーランドシドニー

東南アジア周遊(2014年4~5月)

マレーシア、インドネシアミャンマー、タイ、ラオス

・南欧周遊(2014年5~7月)

イタリア、バチカン市国モナコ、スペイン、ポルトガル、フランス、(南欧旅行の際にモロッコやロシアにも寄る)

 

悲しきかな僕は海外旅行はグアムを除いて一人でしか行ったことがないため、一人旅という前提で以下に記載していきます。

 

1.興味があまりなかった所に敢えて行ってみる

 

まず、2011年の世界一周時ですが、この時は行ったことがない国で、また遠すぎて行くことをそもそも考えていなかった国を中心に訪れました。

 

所ジョージ氏の日テレ系列の「笑ってこらえて(?)」という番組で、確かダーツを投げて当たった場所にスタッフが行き新しい発見をしていくような企画があったと思いますが、それと同じ感覚です。

 

興味がなかったと言っても、20年以上生きていると国や地域に対してメディアからの情報で何かしら勝手なイメージは抱いているもので、その感覚を打ち破ってくれる感じが絶対楽しいだろうと予感しているのもありましたが。

 

そして、世界地図を見て、ここ行ってみよう、ここ行ってみようと適当に印をつけていきます。アンマンってどこ?でも気になるから行こう(笑)みたいなノリで。

 

国から国への移動する旅は初めてで、少し不安だったのもあり事前にインターネットでフライトを調べたり。ここからここは行くのが厳しいのだな・・とか言いながら試行錯誤しながら、事前にルートをある程度は考えてから出発しました。こうやって考えるだけでも旅行した気分で面白いものでした。

 

しかし、常に国際政治は問題が起こっていますので、実際行う旅では100%予定通り行くことはなく、臨機応変に対応して旅を遂行することになりますから、予定はあくまで予定という覚悟が重要だし、その方が旅をしている時も楽しかったりします。

 

実際にロサンゼルスからハワイに行く時に、アメリカン航空で予め予約してしまったがために、アメリカと政治的に対立しているキューバ行きの飛行機に乗れなかったり、イスラエルの入国スタンプを押されてしまうとパスポートを更新するまでは、シリアなどのイスラム国家には入国できないが、そんなスタンプを拒否する方法を現地で知るなど。

 

そして、このように旅をしていると

 

・こういう目的でこの国に来ている人がいるんだな

・意外とこの国の人は日本について知っているんだな

 

など良いことも悪いことも全てが発見になります。だから海外旅行をしてみたいが不安に思っている人は敢えて自分に興味がない所に行くというのもお勧めします。その最初の勇気が次につなげていくと思います。(僕は中東にいる時にアラブの春が始まってしまったので、政治的に揉めている地域や紛争地帯に敢えて行く必要はないと思います。)

 

パリ症候群すらなくなるかも?

 

この間パリで大学の後輩と飲み、パリは犬の糞なども多く正直道が汚い所が多いため、「なんでパリは汚いんだろう」という話をしている時に、彼から「パリ症候群」という症状があるという話を聞きました。

 

この言葉をその時初めて聞いたのですが、フランスの良い所がメディアで取扱いされがちなため、実際にパリを見た時にショックを受けるという日本人の症状のようです。

 

僕が初めてパリに行ったのは、かなり旅を経験した後だったので、東京やシンガポールは世界標準以上に清潔だと知っていたし、パリは都会なので汚いだろうって感覚だったので、パリに対して何も失望しませんでした。むしろ、変なバイアスがかかっていない分、それも発見になり楽しめます。逆に悪く報道されている国も良い所があるものなので、実際に行って見ることは最終的に重要です。どこでも良い所も悪い所もあります。(憧れを憧れのままにしたい人はパックツアーがおすすめですが!)

 

2.友人がいる街や国に行く旅

 

上記のように、国に対して敢えて拘らない旅をする中で、日本や世界のバックパッカーと出会い、どんどん友人が増えていきました。一期一会にならなかったのFacebookなどのSNSがあったからです。 そのおかげで、友人の街に行ってしまおうという新しい旅の基準ができました。

 

世界一周後、外国の友人が東京を訪れる時は僕が案内したりして、その友人の友人とも仲良くなるという形で、どんどん国についての理解が深まっていく日々が続きました。 友人の中には ガイドブックには載っていないような街にも住んでいることが多いので新しい発見もできます。

 

実際に今年の4月~7月まで行っていた旅では、イタリア・スペイン・フランスを中心に外国の友人がいる街をできるだけ立ち寄りました。優しい友人に恵まれていたのもあり、泊めさせてもらったり、その街の美味しいレストランやバーなども教えてもらい、かけがえのない経験となりました。

 

現地(ネイティブ)の人たちと会おうと思ったきっかけ

 

世界を周る旅をしていると、世界中にある「日本人宿」と呼ばれる日本人が経営していたり、日本人の旅人が多く泊まる宿の情報が多く入ってきます。外国を一人で旅をしているのに日本人同士で一群れて行動することも多々あります。

 

もちろん、それはそれで楽しいことなんですが、こでれが頻繁に起こると何しに異国へ来たんだろうと思うこともある訳です。そういった心残りが世界一周中にあったので、それ以降はなるべくネイティブの人と交流しようと思い、旅先を選ぶ基準は「友人」がキーワードとなってきました。

 

以上をまとめると、旅先に悩んでいたらテキトーに選んでしまい、そんなテキトーに選んだ中で楽しさを見つけ出し、運命的に旅人の友人ができたりして、その友人の街に実際に行ってしまおう!といった内容でした。

 

こうした流れに身を任せて旅をしていくうちに、僕はロシアの知人が増えたため、僕はロシアから旅を再開しようと思っています。もちろんモンゴルなど新しい国にも途中は挑戦していきます。上記1・2の基準で決めた次回の旅では、どんな出会いと体験が待っているのでしょうか。世界はまだまだ広いです!

 

RYOJI

 

 

世界をひとりで歩いてみた――女30にして旅に目覚める

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